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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 己ノ呪縛と己ノ刀 ( No.4 )
- 日時: 2011/01/11 21:09
- 名前: 蒼天の彗星 ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)
そして学校に着いてささっと靴を脱いで下駄箱に入れた。
大きな欠伸をかいて歩いていると耳元でロックバンドのように、
耳に響く音で一人の少年が声をかけて来た。
「よーーっす!桐谷!!」
「っ手前かっ!!漸っ!」
その少年は日下部漸、俺と同じ高校二年生だ。ハイテンションな性格が、
あまりにもうざすぎて覚えたくもないのにしっかり覚えてしまったのである。
「早く教室行こうぜ、疲れてるから」
「先行っとけよ、ノリノリ馬鹿」
「誰がノリノリ馬鹿だ!?こののらなすぎ馬鹿」
「なんだとぉ!?手前には言われたくねえ!!」
——————————————いつもこんな風に喧嘩しながら教室に向かっている。
さすがに眠気があったが禁句などはしっかり耳に入っていくらしい。
「何やってんだ!!職員室行きだっ!!」
結局こう怒られて朝を職員室で説教を受けながら迎える。
これが俺の普通な日常——————————————。
この日常が壊れる事なんてないと思っていた。しかしそれはあくまで思い込み。
絶対に日常が壊れない事なんてありえないのだった———————————。
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