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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 黒白ノ歴史 -静かに狂想曲は始まる- ( No.9 )
- 日時: 2011/01/13 16:50
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
- 参照: コメ要素たっぷりでごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃ
@二話「移動 異世界 魔法使い?!」
『ところで、突然で悪いのですが』
ラウディがつばが悪そうに言った。
ちなみに、彼ら二人はホログラム投影機能もあるそうで、ラウディが栗色の髪をシュシュで束ねメイド服。クレアバイルが、金の髪をうなじの辺りでちょこんと結び、髪と同じ色のフリフリワンピースを着込んでいる。大体、18くらいに見える。
「二人とも女の子だったんだねー」
エリスがしみじみと言った。ラウディとクレアは少し微笑みかけ、ありがとうございますと繰り返している。
こうしていると、姉妹のようだ。
「で──、さっき何言いかけたんだ?」
話を戻すように、ケインは口を挟む。まだ慣れていないのか、ラウディたちのほうを見ていない。きっと赤面していることだろう。
『すみません。えっと、言っても大丈夫ですか・・・?』
クレアの最後の言葉に、二人はごくりとつばを飲む。緊張しているのだろう。背筋も伸びていた。
『二人には、私たちと共に異世界へ行って欲しいんです』
「はぁ?」
今までで一番素っ頓狂な声が出た。
『やっぱ、そう思いますよね・・』
『ラウディ頑張るのよ!』
ここで情熱らしかぬ炎を燃やしているのは何だろう。
「「・・・・・・・・・」」
『『・・・・・・・・・』』
しばしの沈黙。後、沈黙を破ったのはエリスだった。
「まぁ、異世界に行くのは楽しそうだから良いとして」
「おいとくのかよ!」
ケインから鋭い突込みが入る。
「だめ?」
「いや、良いけどさ・・・」
「じゃ、話戻すけど、どうやって行くの?」
エリスの言葉にラウディとクレアは顔を見合わせ──
『説明・・・・長いですよ?』
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