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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 月影島‐ツキカゲジマ‐ ( No.11 )
- 日時: 2011/02/24 02:36
- 名前: 零二 ◆knhF0rmC.o (ID: 4RNL2PA4)
暗雲−アンウン−
ツアー参加者はホテルのロビーでそれぞれの時間を過ごしていた。
勇気たちも休憩場所としてロビーに備え付けられている四角いテーブルを囲んで座っている。
「なあ〜…何かあったのか?案内員の連中、受付でずっとあの状態だけど…」
勇気は匠に話しを振られ受付のほうを見た。
案内員が何やら話し込んでいる。
「そうだな〜。しばらくこのロビーで待っててくれって言ってたからチェックインについて何かを聞きにいったんだろうと思ったんだけど…。それにしては妙に時間かかってるな〜…」
そう…案内員がツアーの参加者に待つようにいってから、もう30分ほど経っている。
他の参加者も待ちくたびれたのだろう、散り散りではあるが数人の者たちが案内員のところに様子を聞きにいっている。
「ねぇ…私たちも聞きにいってみない?さすがに待ちくたびれちゃったわ…」
理奈も他の参加者と同じようだ。
「そうだな。ちょっと聞きにいってくるか」
「お!じゃあ俺も一緒に行くわ!ずっと座ってんのも疲れるからな〜」
勇気が立ち上がると匠もそう言いながら立ち上がる。
「分かった。それじゃあ俺と匠で行ってくるから、三人は待っててくれ」
純、綾、理奈の了承の言葉を聞いて、勇気と匠は受付へと向かった。
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