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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 月影島‐ツキカゲジマ‐ ( No.7 )
- 日時: 2011/01/29 01:18
- 名前: 零二 ◆knhF0rmC.o (ID: .HsHtyLH)
上陸−ジョウリク−
「よし!到着!」
匠は船の甲板から島の港へと降り立った。
そして匠に続いて勇気と純、綾と理奈も上陸した。
「へ〜、遠くから見るとちょっと不気味な感じがしたけど、港に着いてみれば意外と普通ね〜」
理奈はそう言いながら辺りを見回した。
勇気も周りを見回し、船の上から見た月影島を思い出していた。
確かに船から見た時とは違い、上陸してみると普通だった。
(う〜ん…船の上で感じた感覚はなんだったんだ?なんかもっと怖そうな感じがしたんだけど…)
勇気はそんなことを考えながら空を見上げた。
空では変わらずカラスの群れが飛び回っている。
「え〜、それでは今から参加者の皆さまがお泊りになるホテルへとご案内しますので、私たちについてきてくださ〜い!」
ツアーの案内員が参加者に聞こえるように大声で言った。
どうやらツアー参加者が宿泊するホテルまでは少し歩くようだ。
まあ周りの景色を見ながら歩けるだろうから、それほど苦にはならないだろう。
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