ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 足探し ( No.3 )
日時: 2011/01/18 19:03
名前: とっちー (ID: I1.lOxPt)

第二話 足探しという名のゲーム



「愛香!起きて!」

うるさいなぁ…。誰?

「蹴ったら起きんじゃね?」

「痛そうだからやめてあげようよ。」

どこかで聞いた事がある声。

そう思っていたら、背中の方を蹴られた。

「イッタァ!」

私はとび起きた。

「大丈夫?背中。」

目の前にいたのは、優奈、ダイキ、直人だった。

「うん、ズキズキするけど…それより。ダイキ!蹴るな!!」

「起きねぇから悪いんだろ。」

あぁ、うざ。

「それよりもここはどこだろうか。」

直人が私達に聞く。

そのとき私の後ろに何かの気配がした。

「きゃっ!愛香の後ろぉぉ!」

優奈が泣きながら私に言った。

「お前、後ろに誰かいんぞ!」

私は何も言わずに振り向く。

「呪いのゲームした?」

女の子が聞いてきた。

人間じゃない。

そんな気がした。

「私、したよ。」

優奈が言った。

次にダイキ、直人、私が言った。

「じゃあ全員探してね?私の足を。」

そう言って女の子は消えた。

私達は、また眠りにつく。