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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 足探し ( No.6 )
- 日時: 2011/01/18 20:47
- 名前: とっちー (ID: I1.lOxPt)
第三話 消えていく人達
気づいたら、どこかの学校のトイレにいた。
「あれ、優奈は?ダイキも直人もいない」
ここ、どこだろう。見た事がない…。
とりあえずトイレから出て、探しに行こう。
「うわぁぁぁぁっ!」
「きゃ!」
どこからか、人の声がした。
ダイキでも直人でも優奈でもない声が。
私は怖くなり、トイレから逃げだす。
私は、2階の踊り場で止まった。
「ハァ、ハァ…」
ぐちょ…
「え?」
何かをふんでしまった。
よく見たら…それは
「あっ足!?い…いやぁぁぁ!!」
何でこんなところに人の足があるの!?
「足 踏まないで…。」
女の子の声がした。
「足…足…あ…し…」
どんどん声が低くなっていく。
私は目をつむり、じっとしていた。
しばらくしたら、女の子はいなくなっていた。
「足も…ない。よかったぁ」
ゴロゴロ…
3階から、人の死体が落ちてきた。
「いやああああぁぁぁ!」」
「こんな足はやだ、もっとキレイな足がいい」
どこかで女の子の声がした。
女の子は、足を持っていた。
「あっ、愛香!」
「優奈!?」
1階から優奈が走ってきた。
「愛…ひっ!死体がぁ!」
「さっき落ちてきて…とにかく、違う場所に行こう」
「うん、早く早く!」
優奈が私の背中を押しながら1階に行こうとする。
「ちょ!優奈!?落ちるって!!」
ドン
「きゃぁあああ!!!!」
私は階段から落ち、気を失った。
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