ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ノロイノゲーム ( No.3 )
日時: 2011/01/22 10:23
名前: クマッピ (ID: I1.lOxPt)

気づいたら、全然知らない場所にいた。

「ねぇ、ミナ」
「あ、ミヨ…。それに、理沙も…。」
「真さんもいるよ?」

ミヨの後ろに真がいた。

「おい、お前ら。アレ見ろよ」

真が指を指した先には、ピエロがいた。
赤い三角帽子。緑や黄色が混ざった服。

「僕を笑わせてよ」

ピエロが言った。

「笑わせる…真、アレやってよ」
「アレか…いいぜ」

真はピエロの前に立ち、こう言った。

「お前、頭ハゲてるよ」

し…ん

「スベったか…」
「ミナ、そんなんじゃダメだよ」

ミヨが自慢している様な言い方をした。

「なんかやるの?」
「別に」

し…ん

「これもダメか」
「まさか、今のが?」
「うん、そうだよ」

ぐしゃ

上から、人の死体が落ちてきた。

「あっははは!!あっははははは!!!」

ピエロが笑い泣きをしている。
狂った様に笑っている。

「このピエロ、人が死んだら…笑うの?」
「じゃあ、誰かが…」

理沙がそう言うとミヨは泣いてしまった。

「ちょ、ちょっと!泣かないで!」

ミヨの背中をさすってあげたら、少し静かになった。

「君たち、早く僕を笑わせろ」

ピエロが命令する。

「そんな事言われても…」



「帰りたい?」

どこからか、女の子の声が聞こえた。