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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 五つの光、クリスティン。 ( No.61 )
- 日時: 2011/03/06 13:44
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
そこで相当お怒りになったようで、白いからだが少し赤くなっているようだった。
「ソロソロ、本気ヲ出ソウカ…ッ」
そういうとリリバを睨む。ぎろり、と。
そこで俺達は思い出す。あのハーベリンの言葉をだ。
俺達は口々に叫ぶ。
「リリバ!目を閉じろ!」
「リリバちゃん!」
「リリバ殿!!」
しかし、俺達は気付くのが遅すぎた。
「なんですk
最後まで言い終わらないうちに固まってしまったのだ。
石になったリリバは地面に倒れた。
そう。白蛇の能力を忘れていた。目を見ると、石になってしまうのだ。
「リリバちゃん…!」
エリアルが駆け寄り、リリバを安全なところに置く。
「てめぇ…」
俺はかっと目を見開き飛び掛った。無意識にこんな言葉を発する。
「召還、獣・金雀っ!!」
手にした剣から凄い光と力が飛び出し、俺は飛ばされないように足を地面にしっかりとつける。
金雀だ。確か原子レベルに分解されて吸収されたのだった。
「行け、金雀」
俺は命令を下す。金雀はこの前の戦いとは違い素直に従った。
大きな翼を広げ突っ込む。ただ大きな翼はこの狭い空間からすると少し不利だ。
光を守っているもの同志の戦いが行われる。
「拙者も行く」
短い言葉を残してフィアンマも行く。
——そうだ、俺も。
2人と1体がかりで倒しにかかるが、金雀は狭い空間が仇となり、
俺達は奴の目を気にしながらであまり動けない。
その時に地面の動く音が聞こえた。
——来た
俺、フィアンマ、そしてエリアルがニヤリと笑った。
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