≪プロローグ≫『どうして僕は何もできない…?』 この部屋で、たった一人で頑張ってきたのに。『それはお前が世間一般でいう、落ち零れという分類に属するからである』 正確に言えばこの部屋で、足掻いて悶えて…自己満足というものに浸っていただけなのだが。『教えてくれよ…ください。僕という人間は…———』 『それは、吾輩の決めることではないな…管轄外である』じゃあこれ以上僕に憑いてこないでくれよ……————