ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Redmoon night  オリキャラ大募集!!  ( No.17 )
日時: 2011/02/05 20:06
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)



閲覧100超えました!!
ということでまたまた番外編です!ちなみに他の話にはあんまし影響しません。


閑話 『アザラシって食べられるらしいよ!!』


菖蒲さんと紅狼さんとその愉快であろうかと思われる仲間は困っていた
転校先は不良が少し多い学校で・・・しかももともとは女子校なので男子生徒なんかそんなにいない、その情報は今回は任務に参加することの出来ない封夜叉さんからであった
空は曇っていて嫌な気分しかなかった。

春風という名前のせいか私はきっと攻撃が弱いであろうし菖蒲さんとか紅狼さんもどういう対応をするのか分からない
妙に怪しい名前でもなかったしどんな学校かもこの日まで分からなかったのでそのまま先生の影もなく教室見学へと進んでいった、授業時間がわからないがいつまでたっても授業ははじまらないし廊下はあまりに酷い落書きがされている


「そんなに怖いわけじゃないけど・・・今にも不良が出てきそうですね^^ついでにあの自販機で牛乳買いますか?」

「それよりも先生いなくね?」 「はいはい、黙って見学しとこ。」

「というか、紅狼は怖く・・・」

紅狼さんの頭をがしっと掴んだ影破壊者は目の前の光景に少しビクッとしていた
そこにはもちろん不良生徒がわんさかと・・・渡り廊下に集まっていたのだ、何だか空気が一瞬で固まったような感じがしていて私は逃げたくなってしまいました。

だけどここで弱みを見せたらきっと任務なんか成功できないと思ったから私はそのまま一歩近づいて こんちは と陽気な挨拶をしてからその横を通ろうとした時だった
腕を一瞬で掴まれそうになったがそのままその相手の左手にあった鉄パイプを握り、投げ捨てるようにグルリと倒した


「・・・見学者には挨拶ですよ^^」 

「あぁ?何言ってんだあぁ?・・・風ちゃん。」

「・・・っ!?」

それに私はハッとしました・・・
此処はかつて偏差値が私が通っていた学校よりも凄く高いはずの『花咲女学院』だったのかもしれない、そのトップで入学した小学生時代の仲の悪い奴らはだいたいこっちに入っていったはずだ・・・
まさかかと思われた・・・。

そのまま襲い掛かられそうになったときに渡り廊下の屋根の端っこを掴んで屋根を駆け上がると紅狼さんだけがこっちへ来た
小さく輝いたナイフに私は覚醒したように精神が高ぶっていつもより血圧が高くなった感じがした、そのままナイフは投げられてすぐにキャッチすると渡り廊下の横の体育館の屋根へと飛び上がる


「紅狼さん!こちらはおまかせしちゃいます^^」

「おう!菖蒲も渡り廊下のモンスターはどうだ?」

「ヤバいかも・・・

       影破壊者が・・・ちょ、刺そうと思っても刺されないから!」

渡り廊下に金属音が鳴り響いてからそのまま音がなくなっていた
そのまま銃声が響いた時に私は体育館上の不良を倒してから渡り廊下へと落ちて行った、影破壊者さんは危うく誰かによって打たれそうになっていたがそのまま菖蒲さんの操作して投げた靴箱がバリアした・・・
一体誰だろうと思ったがすぐに小学生時代の仲の悪い奴だと分かるとそのまま近づく


「何してるんですか?暴力はいけないんだよ?
       てかさ、そんな奴・・・ナカヨクしてくれない子は
いらないんだよっ^^」

「・・・あ゛?お前が言うことじゃないんだし。アタシも負けないよ。


封解さん^^」

そのまま捕虜さんのノイズも参戦して倒れた奴の手に残っている鉄パイプを引きずりながら持つとピエロも偽物というか分身を作って鉄パイプを持たせるとそのまままだ倒れてない奴等に襲い掛かった
小型ナイフを大きくしたものを持っている紅狼さんはもちろん菖蒲さんも自販機を持ち上げて後ろの奴等を倒し始めた、ナイフが銃弾をはじきながら小さな傷を何度も何度も付けながら鉄パイプでダメージを与えさせるような攻撃をする。

そのまま目にぶつからない様にとバリアはなるべく目が近かったからか腹をどんどん打たれると体力が大量に消費されていってくるのが分かった、ピエロの分身も倒れ始めたし紅狼さんも菖蒲さんも・・・意外とかなり苦戦をしていた・・・
そして周りの敵がいなくなった頃には・・・銃を片手に持った

—『倖村 里湖(ア イ ツ)』がいた


「紅狼さんも・・・菖蒲さんも・・・いなくなっちゃったねえぇ
大丈夫?

   ヨワムシ封解さん^^」

「・・・春風・・・は・・・
         弱くなんかねぇよ・・・」

「・・・弱いかもしれないけど
        君、もういらないから^^」

その声と同時に能力を指先で発揮してアイツを消した、
それに紅狼さんも菖蒲さんも愕いてこっちを向いた
その瞳には・・・小さな涙が零れ落ちていた。


「・・・復讐、できた・・・」

そしてそのまま私の意識は病院の病室までなかったようだからか涙を流した瞬間に何があったのか分からなくなっていた
その復讐は・・・あまりにも残酷だったからか影破壊者によって封じられたのだった

     終わり