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Re: __呪われたかくれおにご__ ( No.122 )
日時: 2011/02/26 12:02
名前: なーこ☆ ◆p5CHNX570g (ID: x6z9HA8r)

*8話* ***誰かの声***


「・・・・・・・」


私は—なぜこの部屋を選んだんだろう——?


星奈のいる部屋も——良かったのに——。でも——やっぱりあの空気には耐えられなかった———。


この部屋は——なんだか安心する———。隣の部屋は—絵が不気味だった———。でもこの部屋の絵は——とても安心する——。


絵は——まるで私の微笑んでいるかのような笑顔だ———。


コツ・・コツ・・コツ


「・・ッ!」


足音が聞こえた——。鬼が——きたのかな———?


コツ・・コツ・・コツ・・


カチャリ


2つ3つくらい離れている部屋の中に入った———。ここは危ないみたい——。どこか——違う場所へ———。


私は—ー足音をたてずに外へいこうとした——。でも——星奈が危ないと思い——星奈の部屋にいこうかと思った——。


そのとき—————。


「駄目・・・あの部屋にはいっては駄目・・・・」


何かが聞こえた———。


「あなたは・・誰?」


私は小さい声でしゃべった———。


「お願い・・駄目・・・あの部屋にはいっては駄目・・・あなたまで取り付かれてしまう・・・」


また聞こえた———。私は——星奈のことは裏切ることなんかできないと思った——。


でも——私は「誰か」を信じた———。なぜだかはわからない——。でも——私は信じた———。


カチャリ


私は——足音をたてずに出て——階段を降り———ちがう部屋へと入った——。


そこには—————


——————————————8話終了——————————————