ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: __仮面屋 クライマックス中だよ? ( No.138 )
- 日時: 2011/05/22 12:40
- 名前: なーこ☆ ◆p5CHNX570g (ID: x6z9HA8r)
*10話* 最 終 回
「人間は・・欲望にかためられた生き物です。でも、その欲望の中にも1つの勇気、信頼、友情が生まれるかもしれません」
「俺は・・、俺は・、いったい今まで何をしてきたのだろう?人の感情を試すようなことをして・・」
この人は——後悔をしている——。こんなことに大切な時間を使ってしまったから——。
「確かに・・無駄な事をしてきたかもしれません。でもあなたは後悔をしていますよね?そう感じただけで・・いいですよ・・」
「それと・・仮面を返します・・」
カラン
「え・・?」
仮面をはずしても——姿、顔が変わらない——?」
「その仮面は本当にその仮面にあっている人に会うと・・・仮面をはずしても変わらないようになってる・・。だから・・あんたはその仮面とぴったりの人なんだ」
「私・・が?」
こんな——こんな優しい顔をしている仮面が——・・
でも——優果が——優果が——!!
「でも・・優果はどうなるんですか・・?」
「大丈夫だ・・。もう元の姿に戻っているはずだ・・」
良かった——。優果は元に戻っているんだ——。
「本当に・・ありがとうございます!!」
「ああ・・じゃあ俺は・・
もう、逝くな・・」
「あんたに出会えて良かったよ・・」
そういって——あの人は空へとのぼっていきました———。
実は——私は気づいていました———。
あの人が——もう亡くなっている人だと———。
あの人が——自分の過ちに気づいたときに——あの人は少し透けていました——。だから気づきました——。
でも——彼女に裏切られて——仮面屋を作って——すごい怨念がないとそこまできません——。
でも——あの人はもう逝った——。成仏した——。
これで終わった——あの人のフクシュウが——。
良かった——・・
人は過ちを犯す。
いつの時代でも犯します。
過ちを犯したことに気づき、反省できるのが
人間です。
反省してまた成長します。
それを繰り返して
大人になっていきます。
あなたも
自分の犯した過ちに
気づけるような
人間になりましょう——・・。
———————————————END——————————————