ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: __仮面屋 ( No.22 )
- 日時: 2011/02/05 20:47
- 名前: なーこ☆ ◆p5CHNX570g (ID: x6z9HA8r)
*2話*
今日も——いじめられるだろうな———。嫌だ——。学校に行きたくない———。
「美里〜〜そろそろ学校行ったら?」
仮病を——使おう——。
「あ・・・お母さん・・・今日・・しんどいから休みたいよ・・」
「あら、そうなの!珍しいわね・・いいわ。今日は休みなさい」
「ありがと・・・」
良かった———。今日は——今日はいじめられない———。
*2時間後*
なんか——暇になったな——。外に行こうかな———。
カチャリ
「ふぅ・・こんな平和な日・・・久しぶりだな・・・」
今——私が休んでいなかったら————優果は私をいじめているだろうな———。
「太陽が気持ちいい・・・」
「・・えっ?こんなお店・・・あったけ?」
私は———歩いていたら———1つのお店を見つけた————。その名は——。——仮面屋
「・・入って・・みようかな・・」
私は——そのお店に魅かれた———。気味が悪そうなのに———入ってみた——。
ギィーーーーーー。
私は——驚いた———。店の中には——おびただしい数の仮面があったから———。
「おや・・・お客様ですか。いらっしゃいませ・・・」
「あの・・このお店は何を売っているんですか?」
怖い——だけど——私は聞いてみた—−。
「ここでは・・・仮面を売っています」
「仮面?」
「はい。例えば・・この仮面をつければ、あなたの顔はつり目になったりたれ目になったり、美人になったり・・・とね」
私は——美人という言葉に反応した———。
「しかも、体形もかわります。太ったり、痩せたり・・・」
私は——いつしか言っていた——。
「そっ・・・その仮面ください!」
「ありがとうございます。どちらにしますか?1タイプと2タイプがありますけど」
「1タイプは、つけたらすぐに、変われます。2タイプは、じわじわと変わっていくので人にあやしられません」
じわじわと——?それなら優果にあやしまれない——ー?
「にっ・・・2タイプにします!!」
「ありがとうございます・・」
「何円ですか?」
お金が高かったらどうしよう————。高かったら買えない———。
「お代は結構です。私は・・あなたが気にいりましたので・・」
「あっ・・ありがとうございます・・・」
良かった—————。気に入ったって——どういうことだろ———?まあ——いいや——。
「さっそくつけてみよ・・・」
私は——ドキドキしながらつけていた———。
「・・・あれ?何もかわってない・・」
「あっ・・そういえば・・じわじわと変わっていくから・・・すぐには変わらないんだった・・・・」
私は—少しがっかりした——。でも——この「仮面」が私の生活を変えるとは思わなかった—————。
—————————————2話終了———————————————