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Re: __仮面屋 ( No.94 )
日時: 2011/03/31 14:52
名前: なーこ☆ ◆p5CHNX570g (ID: x6z9HA8r)

*6話* ***特別編***


仮面屋の店員視点


カラン


「よぉ!今、女の子がここから出てくるのをみたけど・・・、あの子もか?」


「ええ・・・・」


今きた男性は唯一信頼できる友達———。


こいつは俺のしていることをすべて知っている———。


「自分のため・・他人のため・・・女の子はいったいどっちを選ぶだろうか・・」


「もちろん、自分のためでしょう。女は・・・皆自分のためだけだに動くんですから・・・・」


そう——女は皆————「自分」のことしか考えない———。


それは——。5年前のこと———。


俺はある女性と付き合っていた———。


そのときはとて楽しかった——。でも———


俺が彼女の部屋に遊びに行ったときだった———。彼女がお茶を入れてくるといい部屋をでて台所にいった—。


俺は部屋で待っていた———。そのとき————「アルバム」を見つけた————。


俺はアルバム手に取りページをめくってみた———。すると———


今の彼女とは似ても似つかない———顔だった———。


俺は彼女に聞いてみた———。すると——


「整形」をしたといった————。


俺は——彼女の顔でなんか選んでいない———彼女の性格が気に入り好きになったのに—————。


それ以来———俺は「女」が嫌いになった———。


自分のためではなく——他人のことを思う「女」を見たかった———。


こんな女性もいるっていうことをわかりたかった————。


だから———___仮面屋を開いた———。


でも——誰1人として他人のことを思う人はいなかった————。


だから———俺は信じることをあきらめた————。


今では———自分のためしか考えない女が沈んでいく所を見て——笑っているだけだ———。


本当は———心のすみで信じているかもしれない———。でも——自分で言い聞かせているんだ————。


いつか———いつか———そんな女性がいれば———————。




                         *特別編終了*