ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

四羽近那のホームパーティ ( No.22 )
日時: 2011/02/10 02:34
名前: siwasugutikakuni (ID: ZsftZnZN)

四羽「それじゃぁ、そろそろ本気で行きましょうか」

死忘「…やられたら勝ち目ないんだけどね」

キィン!

合わせられていた刃同士が、弾かれて離れる。

そして、弾く反動をバネに後ろへ下がった四羽が、ナイフを振る。

死忘「!」

ナイフを構えて防ぐ体制を取った死忘だが、慌てて影から飛び出した。

防ぐ体制に構えてたナイフは、音も立てずにスッパリと切られた。

さらに、影が真っ二つになり、その場に崩れた。

四羽「なるほど、あそこで見切れるとは。かなり作者色つけてますね」

小さな左手のナイフだけで、一撃で軽くやり遂げた四羽。

死忘は恐怖するが、とまっていたらやられる。すぐに影を出す

四羽「所で、痛くないですか?」

死忘「え」

言われて、ふと身体を見ると・・・右手がなかった。

死忘「えっ・・・え?ええ!?」

避けきれてなかったのだ

死忘「か、影で塞いで止血…」

そう言って左手を動かそうとするが、ごろん、と何かが自分の目の前に転がった。

四羽「これで、何かする気でした?」

自分の左手だった。

死忘「あ・・ああ・・・」

四羽「まぁ手を使わずとも影は作れそうですが。」

ザクッ

四羽「…そうきましたか」

四羽の胸に、影の触手が突き刺さっていた。背後から思いっきり刺されたそれは、心臓を貫いている。

四羽「さて、とどめを刺しますかね」

そう言うと、四羽は触手を刺したままスタスタと歩いてくる。

死忘「!?」

四羽「心臓を刺しても即死はしないですよ?。ぬかれたらまずいですが…」

ドズッと、四羽は自分の胸へナイフを突き立てた。

四羽「たぶんこれで触手が消えても血が流れ出る事はないですかね。」

そんな訳無い。のだが、四羽は倒れない。

四羽「よっと」

ザクッ

死忘の両足が膝から切り落とされる。

と、と思えば半分まで切れ込みを入れただけで最後まで切ってない。

四羽「感覚無くなっちゃ困りますしね。手で出来なかった分、足の指は一本ずつ・・いや、1関節ずつ切り落としていきますよ」

死忘は逃げようと、影を出そうとした。が、その時目にナイフを突き刺された。

四羽「片目は残しますよ。ちゃんと見てもらわないと面白くないですし。」

さらに、脇腹辺りに突き刺す。

四羽「どうも、貴女の魔力の出所がこの辺みたいなので。あれ、もっと下か?」

ぐちゅぐちゅ、とお腹を掻きまわす。ついには、へそからズブッとナイフが突き出てきた。

四羽「あら?トンネル開通しちゃいましたね。失敗です。でももう能力でないですね?」

死忘は涙目でだらりとしていて、殆ど声も上げない。

四羽「死んだ…いや、気絶ですかね。起きて下さい。」

ぶちぶちぶちっと髪を乱暴に引っ張り、引き抜く。

四羽「・・・・だめですか。心臓マッサージでもしましょうか」

ドゴォッ

四羽は思い切り死忘の胸の辺りを蹴り、その場に倒すと、今度は体重を乗せて胸の辺りを踏んだ。

死忘「オゴォッ!?ひっ・・・ゲフゥッ」

血を吐きながら、死忘が意識を取り戻す。

が、殆ど虫の息である。

四羽「まだ始まったばかりなんですが…。」

悪魔のような笑い声が響く。

サクッ、サクッサクッ

足を、細かにパーツに分けて切っていく。

そのたび、小さく死忘が跳ねるが、それも段々になくなっていく。

四羽「あー、内臓殆ど壊しちゃったからこれだけでも奇麗にやって見せたかったのに。」

死忘は、もう動かなかった。

四羽「失血死ですかね…。まぁ生きた方ですよ。うん」

そう言うと、ザクッと死忘の顔面にナイフを突き刺す。

四羽「真っ二つにして脳みそでもみましょうか」

メリッ

四羽「あ。結構歯並び綺麗ですね。割っちゃったから捨てますけど…」

四羽「脳みそも割と形が好みですね…。残念。」

ふぅ、と溜息をつくと、四羽は死忘の身体を持ち上げる。

四羽「目玉は特には興味ないですし…もう粉々でいいでしょう」

四羽「腕は一応貰っときますけどね。さ、ミンチにしましょう」


















四羽「いらっしゃいませ。安く売ってますよ。このミンチ肉は。」




つづく