ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

四羽近那のホームパーティ ( No.26 )
日時: 2011/02/20 15:29
名前: siwasugutikakuni (ID: ZsftZnZN)

第三幕 「迷暗の死合」


四羽「…中々来ませんでしたね。」

※作者の気分のせいです

死忘「お詫びはする、って言ってたよ。」

四羽「そして貴女が何故来るのか。ん?」

???「…。」

四羽「その方が今回の?」

死忘「うん。黒神 零さん。」

黒神「…アレが主催者?」

ビキッ

四羽「今回はどういった戦いになるんでしょうかねぇ」

死忘「(うわぁ、やべぇ。アレって言われて切れてらっしゃる)」

黒神「というかアレ人?何か感情が…平面的で偽物みたい」

ビキビキッ

四羽「一応今回は無関係な人は手を出さないようにします」

死忘「(あ、僕見逃して貰えるっぽい?けどこれ巻き添え食う前に逃げろって意味じゃね!?)」

死忘「さ、さよならー!!」

死忘は逃げだした

黒神「じゃぁとりあえず戦おうk」四羽「せぇい!!」カキィン!

黒神「不意打ち?」

四羽「貴方は鎌ですか、けどだからそれが何!」

ベキィッ!!

黒神「え、折れ…」

四羽「私の能力は知れてる筈、その上でただの殺人者程度なら」

四羽「何も遊ぶ必要はない、すぐに終わらせてやりますよ…」

死忘「(最初から本気!?やばいでしょあれ。仕方ない予定外だけど…)」←窓から見てる

死忘「お願いします、行って下さい!」


















四羽「さて、貴方に言いたい事が沢山有ります。」

四羽「まず、私をモノ扱いは絶対に許さない。」

四羽「次、力量くらい視て判るように。」

四羽「最後、身の程弁えろ」

黒神「(なんだこいつ、人間なのか本当に…)」

ガシャァン!

四羽「!?」

???「不本意だけど助太刀よ!!」

死忘「何で窓割って入るのぉお!?」

???「いいじゃないの!」

四羽「…何ですか?誰?」

死忘「えーと、腐頭 散花さん。」四羽「あ、もう一人の。…あれ?」

死忘「特例。四羽最初から飛ばし過ぎだから急きょよびました」

腐頭「もぉー。アタシとしては真正面から戦いたかったのよぅ?!ホンットナンセンス!」

死忘「いや僕に言われても…」

腐頭「で、なぁに?そこに居るのが四羽ちゃん?大体プロフで判ってるけどぉ…」

腐頭「ダッサイ格好ねぇ!これが本当に四羽ちゃんなの?」

四羽「・・・」

ビキビキビキッ

死忘「(何で油注ぐんだよぉおおお!もうやだかえりたい)」

腐頭「それじゃぁ、そろそろ始めましょうかぁ!うふふ、ボーヤのセンスもこのアタシが光らせてあげるわ!」

黒神「放っといて欲しいんだけど…」

四羽「…死忘さん。ちょーっと。いや、かなーり離れといて下さいね。もしくは一度帰って下さい。」

死忘「え?」

四羽「最後の、私の理性ですのでコレ」

死忘「(やややや、やばい!マジギレだこれ!)わ、解ったぁ!!」

トプンッ!(影に潜った)

四羽「どいつもこいつもこの私を侮辱しまくり舐めまくりで…」

四羽「血反吐程度じゃどうにもなんねぇんだよこの怒りはよぉおお!!」

黒神「雰囲気が変わった…やばくない?」

腐頭「あ、そうそうボーヤ。さっきの娘がアンタの武器直してたわよ。」

黒神「え?あ、本当だ。」

腐頭「アンタのプロフもこっちに回ってんのよ。アンタ結構殺しの経験あるんでしょ?」

黒神「…まぁ」

腐頭「アタシそこまで無いからね。どれくらいか覚えてないけどサ。とりあえずアンタが前線行くのよ」

黒神「指図されなくとも勝手にやる。」

腐頭「まっ、憎たらしいこと。頼むわよ」

腐頭「(その間にアタシは奴の背後に回ったりして弱ったアイツを叩くけどね)」

四羽「獄炎密室!(インフェルノルーム)」

一瞬で部屋が炎に包まれる。

黒神「?!」

腐頭「!ちょっと聞いてないわよこんな能力!あつっ!」

四羽「知るかぁあああ!全部焼けて無くなれええあえあああ!」

腐頭「やばいやばい!ちょっと一旦外に!」

黒神「ドアすら火に埋もれた」

腐頭「なんなのよ本当に!こうなったらアイツ叩きのめすしか」四羽「出来るとお思いで」

腐頭「ゲッ!背後!?」

四羽「武器持ってようと、私の前で使えると思うな!」

ベキィッ!!

腐頭「うぉおお!?」

黒神「!」

四羽「(うわっ、今おっさんの声なってた。)」

腐頭「ちょっと…丸腰で戦わせるっていうの?あんまりじゃない!」

四羽「貴方は丸腰に見えませんがね」

黒神「どういう事…」四羽「あと貴方は飽きたんでもういいです」

黒神「!?何時の間に背後に…」ザクッ

腐頭「まぁ、一発で殺しちゃった!」

四羽「特に何も無かったみたいなので。ただの人は呆気なく殺す方が好きなんですよ私。」

腐頭「ふぅん、って事はアタシもそうなるの〜?」

四羽「させてくれるんですか?」

腐頭「ま・さ・かぁ〜?」

ざわっ…

四羽「! 何ですかこの手は。ヴァンパイアセイヴァー…」

腐頭「何か言った?」四羽「いえ別に」

ドゴォッ!! 

巨大な手が四羽を殴りつける。

そのまま飛ばされて、壁に叩きつけられた四羽。

そこに追撃すべく、手が迫る。

動かない四羽に、ザクザクと指を突き立て、磔にした。

腐頭「思ったより大した事ないのねぇー。このまま、アタシの勝ち?」

腐頭がにやり、と笑う。

四羽「面白い技ですが。」

ぼそり、と四羽が呟く。

腐頭「あら、息があったのね。でもそこからどうするつもり?」

四羽「そりゃぁ、抜くでしょう。」

ぶちぶちぶち!!

自分の体がちぎれるのもかまわず、磔にされていた身体を四羽は無理矢理引き剝した。

四羽「この腕はこれ以上触らない方がいいですよね。じゃぁ」

ヒュッ、と四羽の姿が消える。

そして、腐頭の背後にすぐにあらわれた。

シュッ

ナイフを軽く振り、四羽は獄炎を消した。

腐頭「?なぁに、それd」四羽「あ、動くと落ちますよ」

ボトッ

その場に、腐頭の首が転がり落ちた。

四羽「さて、死忘はどこまで行きましたかねー。連れ戻さなきゃ」



つづく