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一話




「ガリア、起きなさい」

「はいはい、起きますよーだ」

ガリアはベッドから降り、冷蔵庫の所に行った。

「あれ、チョコないじゃん」

「腐ってたから捨てたわよ」

「ちぇっ」

ガリアは不機嫌になり、またベッドに乗り、寝はじめた。

「よく寝るわね」

すると、人間の気配が亜理紗の所まで漂ってきた。

私は、玄関の戸を開け

「怨み、あるんでしょう？」

「えっ…う、うん！ある！」

そこに居たのは、茶髪をした小6の女の子だった。

私は、中に入らせ、ソファーに座らせる。

以外におとなしい。

まぁ、その方が嬉しい。

「どんな怨みがあってここに？」

「私…一緒のクラスの女の子にいじめられてて…」

おろおろしながら、話す。

ちょっとイラッと来る。

「どんな風に？」

「えと、私、勉強ができなくて…それで…机に、『バカ　消えろ』って書かれて…他に…」

「それより、名前を聞いてなかったわ。名前は？」

「菊野…奈津…」

「そう、私は呪魔　亜理紗っていう名前よ」

驚いた顔をしている。

そりゃそうだ。

呪魔　亜理紗なんていう名前は聞いた事のないから。

「話を戻すけど、あなたをいじめてる子はなんていう名前？」

「宮田…花梨と月野…桃」

「ありがとう、これで質問は終わりよ。後、あなたの大事なものが消えるわ」

「消える！？」

「大丈夫、ものだから」

奈津は安心した顔をした。

「明日になれば、あなたの怨みが晴れるわ」

「そう、ありがとう」








ふふふ、楽しみね…。