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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法 3 〜ココロの大切さ〜 ( No.6 )
- 日時: 2011/02/05 13:25
- 名前: ゆう (ID: pkkudMAq)
2話 魔力(沙耶)
「沙耶、ココロを捨てた人間がいるぞ」
「ココロを捨てた人間?」
それより、ミルっていつの間に喋れるほどの魔力を…。
「そうだ。名前は…ウツミ・・ルリだ」
「ウツミじゃなくて内海。ルリじゃなくて琉璃」
お前の言葉は、漢字に変換できないのか。
*** (琉璃)
翌日
「あ、雑菌が来たよ」
雑菌?あ、私のことか。
「ホントだ。近寄らないでほしい」
近寄るかっつーの。
てか、雑菌はお前の周りに何億倍といるぞ。
私は、心を捨てた。
だから、こんな事ぐらいでは泣き言なんていわない。
「雑菌!!たいさ〜ん」
ザバー
頭から泥水をかけられた。
冷たくともなんとも無い。
「何こいつ。なんも言わないじゃん」
「怖すぎて言葉が出ないんじゃないの?」
キャハハハ!!
クラス中に笑いが起こる。
バカな奴ら…。
ぬるい泥水をかけていじめようとしているなんて。
今は冬だぞ。
ぬるい泥水をかけたら、気持ち良いくらいだぞ。
ココロを捨てて、私は強くなった。
ちょっとの事ぐらいでないたりしなくなったし、いじめも無くなった。
これで、良かったのだろう。
2話 END
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