ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 自爆スイッチ。 ( No.13 )
日時: 2011/02/12 18:24
名前: 朝霞 (ID: MO5pRcbX)

#8



プツッ


≪皆さん。お疲れ様です。≫


「!?何の用だ?」


≪みなさん。今までよく頑張りました。なので、新しい『ゲーム』を用意しました。≫

「ミニゲーム・・・?」

≪はい。まずはこちらにどうぞ≫

すると左側のドアが開いた。
奥は真っ暗で何も見えない。
不安の色を濃くしながら、
参加者はしょうがなく移動した。
中は長い廊下のようになっていて、ときどき臭ってくる異臭が鼻をついた。
廊下を歩いていると、壁にいくつもの小さなろうそくが灯っている。

「キャァ!」

戦闘を歩いていた女性が悲鳴を上げた。

「どうしたんだ!?」

「ろ・・・ろうそくのした・・・」

女性は下を指さした。
参加者達はろうそくのしたをじっと見た。
ちょっとずつ目が暗闇に慣れてくると、人の輪郭が浮かんできた。

「こ、これって・・・死体!?」

サラリーマンは怖気づいて腰を抜かしてしまったようだ。

死体の周りは蠅がたかっていて、ところどころ腐っている。

「早く行くぞっ!!」

と、誰かが言うと、先頭の女は小走りに走った。
それを追って後ろの3人は走った。
腰が抜けたサラリーマンはフリーターが方を貸して走っている。







「ハァ・・・ハァ・・・臭かった・・・」

「なんなのさ、あの臭いはっ」

皆は一つの狭い部屋に飛び込んだ。