ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: お月様の図書館 ( No.1 )
日時: 2011/02/12 12:29
名前: 九龍 ◆vBcX/EH4b2 (ID: gyX.9WMH)

初めまして、いや、どうもこんにちは、ですかね?
私はこの図書館の従業員を務めております、九龍と申します。
私と、他の図書館であった事のある方もいるでしょう。
その御客様は、またおこしいただき、ありがとうございます。

……さて、と。

今回も、私はこの図書館で本を読み聞かせる仕事につきました。
この図書館にいると、どうも落ちつきましてね。温かい太陽の光がいつも差し込んでいて、日中はとてもいい気持ちですよ。
つい、眠ってしまいたくなるくらい……。
ですが、あいにく、この図書館は夜しか開いていないのでね。
夜は、月の白い光が、図書館を照らします。
窓際に飾ってある花は月の光を受け、幻想的に輝く。あぁ、何と美しいのでしょう。



さて、お客様、そろそろいつものように、本を読んで差し上げましょう。


短編集といっても、呼んでいる間に、うとうとしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
その時は、毛布をかけておきますね。
それと、テーブルに置いてあるココアとホットミルクは別に飲んでも構いませんよ。
……なんだか、ここまでくると、眠る前のおとぎ話を聞かせるような感じになってきますね。


さて、では、そろそろ話を始めましょう。
……今回は、この本を読んで差し上げましょう。