第十一話「命の花」 (少なくてすみません)大きな音が響いた。「新…!」「あ…うぁ…あぁぁ」百合の銃だった。銃が新に直撃したのだ。「なんて事すんのよ!!」「だってうるさかったもん」「だからって…!」「黒子うるさい。次喋ったら殺すから」「———っ」百合には逆らえなかった。逆らったら、何をされるかわからない。私達はただ、仲間が苦しんでいるのを見ているだけだった。