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Re: Clown・the・dark -辟易の番人- ( No.14 )
日時: 2011/02/13 21:02
名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
参照: 山本ォォォォォォォォオ


「———————————それでまだあいつらは生きているのか?」
低い声。
此処はビルの外 そして人避けの魔術によって一時的に封鎖された場所でもある。
ZEEKのメダルを胸につけた男達、いや戦士達だろうか。
その戦士達は集まり、銃を持ち、装備を整え、ビルに突撃する準備をする。
段々と風は冷たくなってゆき、防弾チョッキでもそれを貫く冷風が身に染みる。
だがその時、威勢の良い声と共に入り口からは戦士が吹き飛ばされてきた。

「甘い。」
神無月 飄(かんなづき ひょう)。
『触れた物を鋼の様に固くする』能力の持ち主。
もちろん紙も能力発動時に触れると、鋼の様に固くなり鉄板と化す。



「面白くないねぇ、こいつ等 つまんないなぁ。」
神無月は苦笑いを浮かべながら、


「つまんないから、死んじゃいなよ。」
そう言った。
と直後に色々なところで銃を構えていたZEEKの戦士が口から血を噴出して倒れる。
まるでコンボの様に次々と倒れていく。

「どうなってんだ…………って、うわぁああああああああああああ!」











血が次々と噴出していく中で、血に濡れて何かが光った。



それは鋼糸、神無月の右手から伸びる鋼糸だった。