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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Clown・the・dark -辟易の番人- ( No.16 )
- 日時: 2011/02/14 21:54
- 名前: とらばさみ ◆rL9ltCA.s2 (ID: cebg9jtM)
- 参照: 山本ォォォォォォォォオ
「なるほど、お前は蜘蛛の糸を常備している訳か。」
一際目立つ大きさを放ったひげを蓄え、ギラリと光る充血した赤い目。
そして左手に持たれた拳銃に、右手に持たれたマグナム。
悪魔と表すのが適切な男だった。
しかし男に視線を向けている場合では無く、次から次へと戦士達はやってくる。
「ああ、鋼の様に固くなった蜘蛛の糸をこの特別製グローブで伸ばせばこの通りだ。」
神無月は不適な笑みをニヤリと浮かべると、一人の戦士が呆気無く吹き飛ばされ血を吐く。
「滑稽な能力だ、しかし私の能力に勝る能力など存在せん。」
「お前の能力…?」
「正確には、魔術と言った方が正しいか。」
冷たい。
男の一言一言に気持ちや、考えを感じない。
神無月はただひたすら警戒するような目で、
「…その魔術、俺の能力でねじ伏せてやるよ。」
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