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第５話　桜の正体

私はどうしても神樹の言った竜王族というものがわからなかった。


聞きたいけど聞いてはいけない気がした。


そんなとき、さくらが、

「あのな〜神樹ってやつが言ってた竜王族ってなに？」

桜は、少し困った顔をしていった。

「それはね・・・竜王族ってのは、死神を封印した一族のことなの」

私は、不思議に思ったことを聞いた。

「死神が見えたのも桜と居たから？」

そういうと桜は悲しげにうなずいた。

「封印を解いちゃったのも私なの・・・」

そういい桜は目を伏せた。

私は不思議と怒りを感じなかった。

そのとき、

「お姉ちゃんたちなにやってんの？」

幼い声が聞こえた。

振り向こうとした瞬間、桜の鋭い声が飛んだ

「振り向いちゃ駄目死神よ」

すると、さっきの幼い声とは似てもにつかぬ低い声が聞こえた。

「貴様は、やはり竜王族のものか・・・」

すると死神は消えた

第５話オワリ