ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死神につかまると・・・ ( No.5 )
日時: 2011/03/31 22:43
名前: かりん (ID: ueXHoJNS)

第3話 後ろを振り向くと・・・
 
あれからどれぐらい走っただろうか・・・

あの出来事からお母さんも死んだ・・・

家族はもう私しか残っていない・・・

どうすればいいの?

そのとき・・・

「友里恵・・・助けて・・・」

聞き覚えのある声が聞こえた。

でもそのとき、

「友里ちゃん振り向いちゃ駄目!」

前から大きな声が聞こえてきた。

私は前を見た。すると・・・

血まみれの桜がやってきた。

「ど、どうしたの?桜」

桜が言った。

「わた・・・しも・・・あの・・・声・・・に・・・ふり・・・向いたの・・・友里ちゃん・・・には・・・同じ目に・・・あってほしくなかった」

そういって桜は目を閉じた・・・

私は驚いて桜をゆすった。

「桜?桜?どうしたの?ねえおきてよ・・・桜ー」

その瞬間

「うるさーい」

桜が大きな声で言った。

桜から話を聞くと眠くなってしまった・・・らしい

でも1つだけわかったのは・・・死神は誰の声真似も出来るということだった。

私たちは逃げきることが出来るのだろうか・・・

第3話オワリ