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Re: 死神につかまると・・いよいよ最終章へ ( No.79 )
日時: 2011/04/01 14:05
名前: かりん ◆SVvO/z.cC. (ID: ueXHoJNS)

第26話 封印

とうとう死神との戦いが始まった。

でも、死神を倒すには柘榴の動きを止めなければいけなかった。

「もう・・・無理だよ」

優奈がつぶやいた。

「無理じゃないよ!今までも諦めずにがんばってたじゃん。わたしは諦めない」

「そうだよ。優奈が諦めちゃ駄目だよ」

「そうですよ。僕たちががんばらなかったら誰ががんばるんです?」

「・・・わかったよ。がんばるよ」

その瞬間優奈と靖の体が光り始めた。

「・・・?」

「何?」

「まさか!」

柘榴が驚いた表情をした。

「また・・・封印されるのか?」

「わたしは、皆を助けたい!」

「僕も」

2人の体が強く輝き死神たちは安らかな表情で消えていった。

「・・・ありがとう」

そう、聞こえたような気がした。

学校から出ると、またいつものように人が行き来していた。

「これは?」

「奇跡だ」

「戻った・・・」

《コレも・・・竜王族の力・・・》

家に戻るといつものように母さん、父さんがいた。

「母さん!父さん!」

わたしは涙を流しながら抱きついた。

「ありがとう・・・友里恵」

母さんが涙をぬぐいながら言った。

「よくがんばったな」

また、元のお生活に戻ることができた。

でも、桜の死体は結局見つかることがなかった。

この謎は、読者の皆様にお任せします。

第26話 END