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絶望の色に染められた俺の心は壊れてしまった。
心も折れ……仲間もいなくなり……。

自我を失った—————

目についたものを破壊し……己の身体も傷つけた。
でも……でも、どんなにやっても助かりもしない。
誰にも気づかれない。誰も助けになんか来ない。


「孤独」


その時の俺には一番似合っていた言葉。
だけど、今は仲間がいるんだ。誰も俺に何も言わない仲間が。
だから、仲間達は狙われない。狙われるのは……俺だ。
今はもう恐怖心なんか無かった。無論緊張感も。
昔の俺……否、「ラビット」はもぅ存在しないんだ。
俺は「ラビット」なんかじゃない。「キメラ」だ。
あの時胸に誓った言葉を思い出す。
誰とも会えない時に誓った言葉……。
「ラビット」と「俺」が交わした約束の言葉……。
ラビットは忘れてしまったかな？　俺は覚えているよ……。
また……また戻ってきてしまったよ。