ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【参照300突破!返信100達成!!】 ( No.108 )
- 日時: 2011/03/31 23:19
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: 壁とでも話してろ(やーなこったパンナコッタぁ!ポンデライオンーww
二人の男を追ったが、途中で見失う。そして、ついにルーナピェーナへと足を踏み入れてしまう。街中は大体妙な菌が流行ったりすると屋内に止まるもんだが、違った。もう賑やかで愉快である。
「なんじゃこりゃ。」
「菌って嘘?」
アリスとロッタが呆れた目で、街中を見渡す。それより!とばかりにクロノはさっきの男たちを捜しに行ってしまった。クロノまで見失う。とりあえず、ノーテの処置から手をつけることに。
「でも、クロノ一人で大丈夫かな?」
ロッタは腕組みをし、クロノが行ったほうを見つめる。しばらく考えた結果、ノーテ以外でじゃんけんすることに。
ジャスティスが負け、クロノの後を追う。あとは女の子だけが残り、一人だけ男となった。
「ちょっと、アンタ!なんか考えてない?!」
「は?ナンもやらしいことなんか……。」
「んー。怪しいですね。」
「先に、シメときますか。」
「おお!スプリング、本気ィ!」
「あ?なに言ってんねん!おい!聞いてるんか!人がみてるで!!おい!!おーい!!ぎゃあああぁ!!ふぅわああああ!!」
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「ん?悲鳴が聞こえたような?」
ジャスティスが後ろを振り返る。とりあえず、クロノを見つけ出してさっきの男たちを警察に突き出して今回の事件はおしまいっていう流れで予定。あくまでもこれはジャスティスの予想。
だが、今はどこへ動くか分からない。物語はそう簡単に早く終わるものではない。
それより、最近嫌な予感がすると胸が痛くなる。これは一体なんだろうか。5年ほど前にもそんなことがあった。だが、それも直ぐに終わってただの偶然かと思えば……なりだした。
自分は何かの病気かと彼は思ったが、そんなのではない。まるで自分じゃない自分が危機を伝えてるような。そんな感じなのである。言葉では表せないような奇妙な感じなのだ。
そんなことを考えながら走っていると……
ドスッ
誰かとぶつかってしまった。恐る恐る、上を向いてみると黒いシルクハットの男だった。
「す、すいません……。」
ジャスティスはペコリと一礼すると、相手も小さく一礼して人ごみへと消えていった。
そのまま一直線へ突き進めば、横に街路地がある。そこにもぞもぞと二人誰かを引きずっていた。
怪しいと思ったジャスティスはその街路地へと恐る恐る入ってみると……
「この男……やっと見つけた。」
「よくやったぞ、弟よ!!」
引きずられていく男……それは、紛れもないクロノだった。