ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【参照400突破!返信100達成!!】 ( No.142 )
- 日時: 2011/04/15 19:32
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: 巡音ルカは雰囲気的にライトニングに似てると思わないか?
ミュゼットも気になること。それは、今向こうをズカズカと歩く赤髪の青年のことだった。ミュゼットは過去にとある神話で聞いたことがあった。内容は何故か忘れてしまったが、彼の名前っぽいのが記されていたような気がするのだ。
「-----------とにかく。このひとはいろいろと裏がありそうね。」
--------------------------------
一方、世界有数の有名な図書館である「セーテ図書館」の目の前に居るジャスティス。何故目の前に居るのかというと……。
長年、この場にたち続けた図書館は衰えてしまったのだ。そのため、柱は腐り、穴が開いてしまったのだ。完全なボロ屋敷みたいなのになってしまっている。
「……は、入れない……。」
だが、そんなので怯んでいるジャスティスではない。立ち入り禁止の看板を無視し、人が居ない間にさっさと館内へ入っていった。扉を急いで開け、窓から様子を窺う。誰も気づいていないようだ。ほっとしながら弱った木の床をゆっくり踏みながら、先へと進む。
まずは、受付のようなところ。机は埃だらけで、絵が掻けそうなぐらいだ。その奥には、紙が何重にも積まれている。
ゆっくり、優しく踏んでもキシキシと音がして危なっかしい。いつ底が抜けて人にばれるかと思うと冷や冷やする。奥に大きな扉が閉まっている。ドアノブに手をかけてみる。鍵が開いているようだ。
「……お、俺は泥棒か……。」
自分に呆れながら、静かにドアを開ける。本棚が何処までも続き、ビッシリと本がつまれている。所々には絵画が飾られているが、埃まみれで何を描いているか分からない。
「……ありそうだな。」
片っ端から、順番に探すことに。彼は我慢強いのでこんなことはお安い御用だ。本を一つ一つ確かめ、閉じてはまた新しい本に手をつける。どれもまた埃まみれだった。
すると、奥からサッサと箒の音がした---------------
-------------------------------
一方、ロッタはある女と戦っていた。
「へっへーん!!渡さないっつーの!!」
「渡しな!あんたの命がどうなるか分かんないよ〜?」
ニヤニヤしながら、脱色の髪の毛をした女性はロッタへとゆっくり近づく。ロッタの手に握られているのは黄色いネックレスだった。どうやら相手はとっても欲しいらしいが---------------
「大体何?!あたしが取った瞬間!襲ってくるってッ!!」
「欲しいから襲うのよ。さっ、こっちに渡しなさいー!!」
「ふんっ。じゃあ、格闘女王のこのロッタ・ホークアイを倒してみな!!」
女性はニヤッと笑って答えた。
「望むところよ---------------」