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Re: 僕らの彗星 【参照500突破!感謝感激雨嵐】 ( No.154 )
日時: 2011/04/23 17:31
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: 巡音ルカは雰囲気的にライトニングに似てると思わないか?

「元々これは、奴らが持っていたものを相手側に乗り込んで奪って逃げてきたんだ。---------私としたことが、誤って崖から落ちてしまってな。海をずっと漂っていた……。」

ロッタは懐にネックレスを大事にしまって、焚火を見つめる。

「じゃっ、ますます取られる気しないね。渡せば、終わりだし。あ、あたしはロッタ・ホークアイ!あんたは?」
「------------ミュレア・P・フェリーラだ。」

ミュレアも、石をしまって大木にもたれ掛かった。眠たくなったようで、うっつらうっつらと首をコクコク揺らしながら眠りに着いた。ロッタは微笑んで「可愛いじゃん」と呟いた。

そんな中、やしの木から二つの神物(コスモス・パーツ)を狙う影がヒョッコリと頭を出していた。

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「で、こんなボロ図書館に何のようなんだ?」

ジャスティスは本の山から這い出てきながら、話す。

「----------千年前の事だよ。」
「千年前?」

ジャスティスは本を直しながら、さっき自分が読んでいた本を探す。飛んでくる埃を箒で掃いながら掃除屋も本を探した。

「これだ。」

ジャスティスが男に差し出した。題名は分からないが、中身の内容はなんとか分かる。男は本を手にとってパラパラと捲る。

「神勇士?どうしてこんな古い歴史を?」
「今、居ないはずなんだ。そんな人物が現代にいたらどうする?」
「-------------何が言いたいんだ?」

ジャスティスは3ページ進めて、男に見せた。そして、こう言った。

「今、こいつがいるんだよ。こいつが。」



「嘘だろ-----------------?」


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一方、森の奥の暗い屋敷にある一人の訪問者が来た。それを迎えた、黒いローブの手下は訪問者を見て大笑いする。その笑いは、屋敷中を駆け抜けた。

「なんだ?」

漆黒の使者の頭、リシリアチオは声が聞こえたところを睨みつけた。そして訪問者とともに手下が入ってきた。その訪問者を見て、リシリアチオもクスリと笑う。

「-------------ここに何のようなんだ?貴様のような奴が。」
「入れて欲しい。この集団に。」
「なるほどな。お前が入れば、かなり有力だが---------裏切るなんてことは考えてないだろうな?」
「あぁ。もちろんだ。」

稲妻に照らされる訪問者は不吉な笑みをこぼした。