ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【返信200突破!感謝感激雨あられでもいいわ!】 ( No.219 )
- 日時: 2011/05/12 22:34
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: やばい、やばい!PCやばいってw
「よう、お嬢ちゃんたちぃ〜……よーく来たなぁ?え?」
首を絞められるアダムスとアリスはゆっくりと目を開け、首を絞める犯人を見つけた。彼女たちはまだ知らなかったが、なんとアヴァルッセだったのだ。その後には、ユインとサングエ!その二人は写真で見たので二人は「あぁ!」と声を上げた。
が、アヴァルッセたちはいつもと全く違う雰囲気だった。体中全ての血管が浮き出、なんとも奇妙な容姿だった。アリスは「気持ち悪」とボソリと口に出す。アヴァルッセはアリスたちを地面に投げつけた。
「いった!!な、何よ!めっちゃ強いじゃない!!」
アダムスがキレながら立ち上がる。
すると、階段の方から大きな声が聞こえた。
「ようこそ。我らの住処へ。」
Episode12「真の黒幕/宇宙の隕石」
白髪の長髪の男。紫色のローブを着て、ワインを一口を飲む。赤い瞳を光らせクスリと笑う。背中には悪魔の翼。
「あんた誰よ!え!?見たところナルシストですがー?」
「そーですね!」
アリスとアダムスが男に猛烈攻撃を仕掛ける。すると、男は質問に普通に応じた。
「イツラコリウキ。冷気の悪魔だ。」
イツラコリウキ。アリスたちはその名前を聞くだけで驚愕する。かつてイツラコリウキはこの世を一度破壊している伝説の悪魔だった。この世を氷漬けにしたそうだ。その後、姿を消した。約一万年の眠りについたらしい。そこから目が覚めたのか、またこの世を破壊しに----------
「あ、はははっ。ま、また大層な化け物が-------来ちゃってる。」
「えぇい!あんたら目的は何!?リシリアチオはっ!?」
サングエは「くはっ」と無邪気そうに笑って、腕組みをする。「リシリアなら運命の呪縛で止まっちゃってるけど?」と嬉しそうな表情で言った。ということは、リシリアチオとイツラコリウキは別物というわけである。イツラコリウキは目的についても簡単に話してくれた。だが、それは驚愕する内容だった。
「またこの世を破壊しようかとなぁ。前は氷付けだが、今回は---------隕石にしようかと思ってな?」
「は、はぁ!?」
二人はありえないこと続きで訳が分からなくなる。とにかく、このことはルオウに知らせるべきだと思った。アダムスはポケットに手を突っ込み灰色の玉を取り出し、地面に投げつけた。するとあたり一面煙に包まれて見えなくなる。その隙にと扉に向かい、あけようとしたその時!
肩にポンッと置かれる手。
恐る恐る二人は後ろを向いた。
「待ちなさい?もう少しここでゆっくりして行きなさいな。」
と、言われてもゆっくりなんて出来なかった。手足に縄を縛り付けられ、身動きが出来ない。捕まった。
「どーこがゆっくりなのよ……。」
「いいじゃん、いいじゃん。これで情報収集よ。」
アダムスはお宝を見るような目で、イツラコリウキを見つめた。