ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 僕らの彗星 【返信200突破!感謝感激雨あられでもいいわ!】 ( No.238 )
日時: 2011/06/01 21:18
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: n/BgqmGu)
参照: あぁー、梅雨ですねぇ。

「……なぁ、オネスタ。」
「なんだ?」
「知ってるか?最近出てきた妙な遺跡。」
「あぁ。噂になってるな。」

約千年前の街「プリマティウス」。水が豊富であちらこちらに川や湖があった。そこに二人の青年が話していた。

「クロノ、行こうとしてないか?」
「……行きたい。」
「こ、子供じゃないんだぞ!?そんなミステリアスなところ行きたいって!」
「本心は?」

「--------行きたいなぁ。」
「えへへへへへ。」

二人は早速その例の遺跡に行くことにした。その近くまで行くと、足取りが重くなる。それに、幻覚か……いつもより明るく見えて仕方がない。

「大丈夫か、ここ。」

オネスタが心配そうな顔でクロノを見つめた。首をかしげて淡々と歩く。吹っ切れたオネスタはどこまでも彼に付いていくことにした。ついに目の前まで来た。

神聖さを漂わせる遺跡は深く、ますます胸がウキウキする。大してそんな変わったところはなかったが、奥に来ると大したことがあった。見知らぬ女が立っていたのだ。

「……お邪魔だったみたいだな。」
「帰ろ、帰ろ。」

焦って戻ろうとしたが……

「待って。」

呼び止められた。
二人は後ろをむいて「なんでしょう……?」と声を震わせて訪ねた。

「貴方たちを……神の勇士、神勇士に認定しましょう。」
「え?」













とにかく色々と戸惑った。
「神勇士」ってなんだ。
いきなりそんなこと言われても。
ってか、あんた誰なんだよ。





「私はパーテッサ。神の力を受け継ぐ巫女です。これから「魔女」なる3人の女がこの世の破壊を目論みます。それを貴方がたが……阻止するのです……。」



って言われても。
最初は単なる冗談かと思った。
だが、それは後に本当となるとは思ってもみなかったことだった。

まずこれでは人数が少ない。
神勇士の対象は通常より魔力が高く、能力持ちだそうだ。

色んなところを旅し、二年かかって10人全員が揃った。

一勇士、聖騎士・オネスタ・ホーヴァンク
二勇士、魔法使い・ホルン・チューリッハ
三勇士、疾風の盗賊・クロノ・ブライト
四勇士、騎士(ナイト)・アドバルト・ジュ・ネイハー
五勇士、錬金術師・ネーバ・クルティンクル
六勇士、銃使い(スナイパー)・ウッドミス・エルクハインド
七勇士、格闘士・ウィーグル・ギバリアス
八勇士、護兵士(ディフェンダー)・ノードルス・ボルファ・エッドハイス
九勇士、忍者・ネイト・ジュネイト
十勇士、白魔女・ハイウ・ウール・ウォントデイス

とにかく時間が掛かった。そしてパーテッサが予言する「運命の日」がやってきたのだ。