ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 僕らの彗星 ( No.26 )
日時: 2011/03/09 16:49
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: http://ameblo.jp/pokemon19/

「まさか、魔女が本当に復活するなんて・・・思っても見なかったわね。」

一人の女が、男に向かって言った。

「・・・あぁ。まあ、これで・・・どうにかなるか。あとは、こっちのものだしな。」

「・・・そうね。」







Episode2「神と魔女/長い旅路」








一方、花の里を離れてとにかく西へ西へと歩いていく。わけもなく。神との死闘のあと、ノーテの治癒薬でなんとか回復したクロノ。元気になったら直ぐにどこかへ歩き出してノーテが「何処行くんや!?」と聞くと「どっか。」と言ってずっとそのまんまである。

「こ、これって何処行くんだろ・・・。」

「・・・何処だろな。」

小声でランドとトゥルースは喋っている。ずんずんと進んでいく先に、ボロボロの国が見えた。クロノたちは一旦立ち止まり、話し合った。

「なんだ・・・あれ。」

「・・・わ、わからん。」

「・・・魔女だ。」

「え?」

ジャスティスはその国を睨みつけ、そういった。その目は、今までのジャスティスとは違って見えた。もの凄く怖い目・・・。トゥルースは目を手で塞ぐ。

「・・・あ、す・・・すまん。ま、魔女かどうかは分からんが・・・そうかなと・・・。」

と、いつもの目に戻し苦笑いする。さっきのはなんだと皆思う。とにかく足を運んで見なければとその国へ行くことにした。

着けば、色んなところで修理しているところが見られる。これは今日じゃないと思ったクロノは近くの修理している人にどうしたのか聞いてみることにした。

「なんだ、このざまは。」

「・・・い、いや・・・。3日前に、魔女に襲撃されて・・・。」

「3日前?つい最近だな・・・。」

「あぁ。負傷者はたくさんでたけど・・・死亡者はそんなに出なくて良かったよ。」

魔女は一つ一つ国を潰していっているようだ。ここも少し魔力を感じる。ジャスティスの腕についているセンサーが赤く光っている。トゥルースがふと近くの看板を見ると・・・

「あ、オクプタートへようこそって書いてるよ。」

「・・・ほな、ここ・・・オクプタートか。えらいボロボロになってぇ。」

オクプタートは工業が盛んで、特に飛行機などが有名である。そのため、空には色んな飛行機が飛び交っている。そして、この国の一番奥には城がある。それを見たクロノは、

「・・・じゃ、あのオッサンいるんじゃないか?」

「あぁ!あのオッサンか!挨拶しに行こか!」

あのオッサンとはスカイパイレーツの部下以外分からなかった。とにかくこの3人が行くほうへ付いて行くしかない。3人は城へ向かって歩いていった。

「・・・何するんだろ?」

「さあな。行って見るしかないだろう。」

ジャスティスとトゥルースは3人についていった。