ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.34 )
日時: 2011/03/11 22:16
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: http://ameblo.jp/pokemon19/

ランドサイド









ランドも同じく、道に迷っていた。だが、どうしようとも思わず運命が決める道を淡々と歩いている。

ドンッ

ランドの後で何か突進してきた。2mほどランドは飛んで行き、うつ伏せになる。その後後を見ると、大きな角を出した、魔物がいた。

「ギューキ!結構、凶暴なヤツが来たもんだ・・・。来いよ。俺のヘビーハンマーで叩き潰してやるよ。骨も残さないでな・・・!」











ノーテサイド








一方、ノーテは絶好調である。10体は倒したのだから。これで自分が一番じゃないかと自信満々である。

「うわー、俺ってすごー惨いことしてるなぁ。」

笑いながらそんなセリフは似合わないと思うが、屋根へ屋根へとスキップしながら飛んでいる。すると、またバッタリ。魔物と遭遇した。

「バジリスクやん!初めて会ったわ。ほな、早速・・・」

と、腰につける刀を取り出し襲い掛かるともの凄い速さで腹部に鋭い嘴をお見舞いされる。丁度鳩尾だったので、弱そうに見えてもここだけ強いと思えてしまう。今まで絶好調だったノーテはすっかり自信を無くす。そして、突付き終えたバジリスクは嘴でノーテを飛ばした。

「うぇぇ・・・ゲホゲホ・・・!なんちゅうやっちゃ・・・、めっちゃ速かった・・・。」

バジリスクはさっさと街の奥へと消えていった。







ジャスティス・トゥルースサイド






「ふうふう・・・。これでどれだけ?」

「8体だ。結構倒したな。よく頑張った。一旦休もう。」

「うん。」

二人は近くにあった、レンガに座り込んだ。トゥルースはジャスティスにあることを聞いた。

「ねぇねぇ、ジャスティス。なんで、石のこととかに詳しいの?」

「・・・なんでだろうな。俺にも分からないよ。」

それから、ジャスティスは何も喋らなくなった。もっとあるはずだと思ったが、これ以上触れてはいけないようなきがした。なので、トゥルースも聞かなかった。

「よし、行こうよジャスティス!ノーテに負けないようにさ。」

「・・・ん?なんだ?始まる時は怯えてたじゃないか。」

「なんか・・・魔物さんたちにはかわいそうだけど楽しくなってきちゃって。」

「そうか。お前は優しいやつだな。魔物の気持ちになって命を分かってやれるからな。それだけでいい。その気持ちさえあれば・・・どんなヤツとも戦える・・・。」









クロノサイド






一方、クロノはツイていない。会う魔物は全部キメラ。もっと違う奴はいないのかと悲しくなる。無論、キメラは殺していない。よく言うとかわいそう。悪く言うと、殺す価値無し。何匹もロープで巻いてきた。

「・・・ツイてない。俺、主人公なのにな。」

ボソボソと愚痴りながら、街の奥へと歩いていった。そして、バサバサと羽ばたく音がする。

「なんだ・・・キメラか?」

早急にロープを取り出し、巻きつける準備をする。ばさばさと飛んできたのは今まで以上に大きなキメラ。3mはある。

「・・・肥満だな、このキメラ。括れないじゃないか。」

と、踏ん張っている。だが、この鳥キメラじゃなかった。ズーである。黒い大きな鳥で、大きな青い目をしている。

「うーん・・・括れ・・・な・・・ってあああぁ!?」

ズーに気がついたクロノはロープを投げ出し、一目散に逃げる。だが、ズーもキメラと同じような習性を持っているため、クロノを追い掛け回す。

「クッソーッ!!キメラの感覚だったあああぁぁぁぁ!!」

ズーは攻撃力が高い。何処かへ隠れてまかないとあの大きな嘴でつつかれれば終わりである。逃げた先は何故か大きな岩があった。

(しめた。あれだ。)

クロノはズーをおびき寄せ、岩の前で立ち止まった。ズーはクロノを見つけ出し、猛スピードで飛んでくる。

「・・・俺の勝ち。」

クロノはしゃがむ。ズーは止まれなかったのか、岩にそのままぶつかって目を回し気絶した。

「・・・助かった。はい、お疲れ。」







ランドサイド





一方、ランドは大変なことになっていた。ギューキが暴れまわってなかなか攻撃できない。逆に攻撃されている。

「んだ、コイツ・・・ただの魔物じゃねぇ・・・!!」

ギューキの鋭い角がランドを狙う。