ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.44 )
- 日時: 2011/03/12 22:15
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: ペンタブ欲しい・・・!けど、高けェ!皆オラに現金を!(黙
武力祭が終わった後の城。ランドを休ませている。ギリギリ無事だったらしくあと5分遅れていたら死んでいただろう。仮眠室で休む、クロノたち。ゆっくりしていたら、ドアを荒く開け、さっきのチャイナ服の少女が入ってくる。
「クロノさん!!やっと見つけましたよ!」
「あ?俺になんかようか?」
「どうも!スプリング・グリーンっていいます!新しくスカイパイレーツに入った者です!」
「うん。よろしく・・・。」
テンションの高さに驚くクロノ。そしてもう一つ驚くこと。スカイパイレーツに入ったって事は・・・活動している?
「おい、スプリング。スカイパイレーツって・・・活動してるのか?」
「してますよ。」
「・・・飛空挺はどうした?」
「盗んだそうです。私が入る前のことらしいですけどね。」
(そうか。よかった、皆生きてたのか・・・。)
トゥルースはふと思ったことがあった。セリスはいるのか。少し怖いスプリングに怯えながら聞いてみた。
「あの・・・セ、セリスって人・・・います?」
「ん〜?あたしが入ったとたんに退団しちゃった。年下で弄ぶけど、あの子可愛かったな。ぜひ、弄びたい子だったね。」
「そうですか、ありがとうございます。」
トゥルースも安心した。セリスが生きてたことに最大の喜びを感じる。マニフィコが仮眠室に入ってきた。
「ランドはしばらく目を覚ましそうにないの。こちらで預かっておく。お前たちはどうするんじゃ?」
「・・・魔女をぶっ潰す。」
クロノはボソリと言った。「えっ!?」と一同揃って困惑。あんな強いやつを倒すなんてどうかしてると思ったのだ。
「でも、スプリング・・・お前結構押せてたじゃないか。」
「あのビッチ、本気の半分も出してませんよ。私は勿論本気でしたが・・・。」
「倒すんだ・・・。あんな野郎に・・・この世界を消させて溜まるか。守るんだ・・・。」
いつもどこか抜けてるクロノとは違った。執念に燃えるような・・・そんなクロノだった。スプリングはコクリと頷き、
「クロノさんが行くなら行きますよ。逞しい背中について行きます!」
「ぼ、僕も行く!運命を変えるってお祖父ちゃんと約束したもん!」
「子供や女だけが仲間じゃあれだ。俺も行く・・・。」
「待ていいいぃぃぃぃぃ!!ほな、俺も行くわ!!」
ドアを荒々しく開ける白髪の男。腹を押さえ、苦しそうに唸りながら入ってきた。
「ノーテ・・・。死んでたかと・・・。」
「勝手に殺すな!!なんや、さっきのクロノとは大違いやんけ!」
「・・・うん。だな。」
「なんや、その薄いボケ!もっとボケんかい!!」
「うん・・・。これな、シリアスな話だからさ・・・。」
「リア充!!めっちゃリア充!!爆発しろ!!」
「えぇ・・・できないです・・・すいません、ノーテさん。」
「あんたも乗らんでええ!!」
そんなノーテのツッコミが何分も続いた。ジャスティスとトゥルースが困惑した10分間は長く感じた。漫才のような時間もすぎ、オクプタートの国を出る。
「じゃっ、オッサン。死ぬなよ。」
「お前たちもな。死ぬんじゃないぞ。」
「あぁ。」
オクプタートの国を出たクロノたち。新しい仲間、スプリングを加え魔女討伐のため今日も歩く。
Episode2「神と魔女/長い旅路」 END