ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.54 )
- 日時: 2011/03/16 16:00
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: 寒い、寒い!春ですよね、今って。
何故機械の大陸行きの飛空挺や船などは廃止になったのだろうか。ノーテは聞いてみた。
「丁度、この輝きの大陸から機械の大陸の海道はスキュラが住んでいるんです。スキュラは船乗りを次々と食い荒らして行き・・・。」
「なるほどな。スキュラやったら無理やな。」
そう話していると、目の前になにやら熱い洞窟の目の前についていた。パーチェは「大変っ」と一歩後へ下がった。
「どうしましょ!炎の洞窟に来ちゃったわ・・・。」
「・・・ええやん。行こうや。なんかあったら俺らで何とかするからさ。」
ズカズカと入っていく一行。中に入ると所々煙が出ている。そして崖のような下にはマグマが沸いている。見ただけでも体中熱い。3分ほど居ただけで汗だらけである。
「ひ、引き返しましょう・・・。」
「あかん。ここまで来たんや。最後まで行かんと。」
ノーテがパーチェを押していく。するとクロノが急に立ち止まり、後にいるノーテたちを引き止めた。一同、シンと静まり返る。
「いるぞ・・・。デッカイ何か・・・。」
「え?デッカイ何かって・・・何かって何や?」
「とにかく何か!」
クロノがノーテに言うとパーチェが口を開く。
「ウェールズですよ。この洞窟を守ってる。ここに入って出口を目指そうと思っても無理ですよ。ウェールズが通せん坊してるんです。」
「じゃあ、倒さなきゃな。」
真顔ですんなりと言うクロノ。パーチェはさらに焦り始める。それを見ていたジャスティスは冷や冷や。
「でも、その通りじゃないですか?」
スプリングが前に出て、皆に言った。
「殺さないとしても・・・それが人々に悪影響を及ぼしているなら・・・それはやっぱり追い出したほうが良くないですか?」
それもそうだとばかりに首を縦に振る。ノーテがパーチェの方を振り向き、「大丈夫や」と声をかけた。彼女は安心したようにゆっくり縦に首を振った。
しばらく歩くにつれ、熱さは増す。まるでそのウェールズが自分たちの脱出を拒むかのように。
すると、奥のほうから何かが飛んでくる音がした。