ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.55 )
日時: 2011/03/16 17:05
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: 寒い、寒い!春ですよね、今って。

赤い竜が灼熱の炎を出し、こちらへ向かってくる。目を光らせ、クロノたちを殺そうとする。スプリングが爆破させようとするがウェールズはひらりとかわし、太い尾でクロノたちをなぎ払う。

「ちょっ・・・!なんだよ、このトカゲェェェ!」

次はトゥルースとジャスティスが一緒に攻撃。かなりダメージを受けたが執念深く、二人を羽でなぎ飛ばした。その隙にノーテがドラ○モンのような異次元アイテムポーチから白い玉を取り出す。

白い玉を放り投げ、ウェールズに当たる。するとたちまち体か凍っていくのだ。ノーテは「いよっしゃあああぃ!!」とガッツポーズ。とうとう全身固まり、動かなくなった。

パーチェはウェールズに駆け寄り「すごい・・・」と呟く。その後背中につけていたロッドを取り出し祈りだす。ウェールズは消えて行く。

「おおっ・・・すごー。FFⅩのユ○ナみたい・・・。」

「・・・そういうこと言うな。」

興味を示すスプリングにツッコミを入れるジャスティス。これは死人送りではない。まだ死んでいないウェールズをはるか遠くへ転送したのだ。

「ふう。これで安心ですね。先を急ぎましょうか。」

ウェールズが守っていた奥はすぐ外だった。ウェールズの乱闘以外は別に大したこともなく楽々出れた。

炎の洞窟を出ると高台に出た。高台からの風景は山脈を何個も見れた。その高台から北に都会が見える。

「あれが・・・その叔父様の?」

「そうです。カルマです。」

都会でも何処となく落ち着いた雰囲気が出ている。高台を折り、長い道を歩いた。





しばらく歩き、カルマに到着。パーチェが案内するほうへいくとある家にへとたどり着いた。「どうぞ」とパーチェが扉を開け、

「叔父様!パーチェです。」

と、大きな声で叔父を呼んだ。すると二階からその叔父と呼ばれる学者の服を着、本を持つ者が降りてきた。

「おお、パーチェ。どうかしたのか?」

「はい。えっと・・・この旅人の人たちが機械の大陸に行きたいようで・・・叔父様の力を是非貸してほしいとのことです。」

「なるほど。どうぞ、こちらです。」

クロノたちは叔父が行くほうへついていった。扉を開けると地下へ続いている。冷たい風が体中をくすぐり、肌寒い。

「あぁ、申し遅れました。私はクースト。魔物の生体について研究をしている学者です。」

そしてもう一つ扉を開けると広い広場になっていた。クーストは隅にあるレバーを引くとバシャバシャ音がする。

「どうぞ、こちらです。」

奥にある扉を開けると、水面が広がり通路になっている。何かあるのかとクロノが水面を覗き込むと・・・

「わぁ!」

「どぅわあっ!!」

水から大きな蛙が顔を出した。クロノが驚いた顔を見るとゲロゲロ笑っている。クロノは笑われているが何も思わずただその蛙を見ている。じっと見つめられていることを知り、蛙は笑うのをやめた。

「なんだヨ。冷めてるネ。そだそだ、クーストサン!お呼び?」

「あぁ。この人たちを機械の大陸へ連れて行って欲しい。」

「えぇ!全員っ?行けるかナ。じゃあ、一回乗ってみて。」

じゃ遠慮なくとばかりに次々と乗っていく。クーストは蛙を覗き込み、

「大丈夫かね?」

と声をかける。蛙は「大丈夫だヨ。全然イケル。」とグットポーズをした。

「そんじゃ、落ちないようにしてヨ。なるべく安全運転で行くから安心してネ。」

蛙とクロノ一行は機械の大陸へと進んでいった。