ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.59 )
日時: 2011/03/18 20:51
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: ありがとう。そしてさようなら……学校。

洞穴を出た先は、大海原とキラキラと輝く星。出ればすっかり夜で一日の早さを改めて知った。遠くを見つめると大陸に星の様に光る何か。

「あれが、機械の大陸ミョ。」

陸にたどり着き、クロノたちは機械の大陸に足を踏み入れる。ヴィジャノーイは「じゃあ、気をつけるミョよ」と手を振って洞穴へと帰っていった。










ストーリオに着き、パーチェに案内され「どうぞ」と言われた先はマンホールだった。長旅で疲れたのかと思ったが……

マンホールを開けると、地下道ではなく人が住んでいるように壁にろうそくが立っている。梯子を降りた先にはドンつきに扉がある。

一行はドン突きまで進み、パーチェが扉をノックした。向こうから眠そうな声で「ふぁい」と声がした。

「パーチェです。ストディオソ先生!」

「えっ!?パーチェ!!」

椅子から転げ落ちる音がし、急いで立ち直る様子が頭に浮かぶ。荒々しく扉を開け目を輝かせパーチェにハイテンションで、

「久しぶりいいいぃぃぃぃ!!」

と出てきた。さっきの眠そうな声は……。ストディオソはふとクロノを見ると「えっ……」と呟く。

「俺がどうかしたのか?」

「へっ!?あぁ……その、イケメンとか多いけど貴方が一番タイプ!だと思って……。はっ、寒いでしょ?早く入りな、暖かい紅茶用意してあげるから。」

クロノたちを無理矢理押し、椅子に座らせた。紅茶の葉をコップに入れながらパーチェに用件を聞く。

「どうしたの、こんな遠いとこまで。あの叔父んとこにまで頼んだわけでしょ?」

「えぇ……。実は-------------------」









魔女討伐についてパーチェがクロノたちを代弁して、ストディオソに言った。人数分の紅茶を持ってきて、全員に配る。自分の椅子に座って紅茶を啜り目を瞑って残念そうな顔を出す。

「ごめんなさい。手がかり欲しいって言うけど……、魔女についてまだ殆ど解明されてないの。千年も前のことだし、資料が全く残ってなくてさ。しかもつい最近復活したわけでしょ?魔女が何処に住んでるかさえ分からないのよ。本当にごめんなさい。」

「千年……でっか。そら、しゃあないですわ……そら。」

ノーテは下を俯いて、「千年」という言葉を何度も何度も繰り返して言っていた。ストディオソも「そう、千年よ。」と頷きながら紅茶を啜った。

「今日は休んでいきなさい。狭い家だけど、昔使ってた部屋2つあるから、分けて使って頂戴。あたしは机で寝るわ。」

「ありがとうございます!ありがたく使わせてもらいます。」








クロノ・ノーテ・ジャスティスで一つの部屋を使い、パーチェ・スプリング・トゥルースで一つの部屋を使うことに。だが、スプリングは自分たちの部屋に一人だけ男が居ることに違和感を感じる。

「……ちょっと、どうしてこの子がッ?!」

「仕方ないだろ?こっちはこっちで一杯なんだ。子供だし、そんなやらしいことはしないだろう。」

「スプリングさん、ピピステーロも雄ですんで……我慢しましょう。」

「は、はい……すいません。」

スプリングはがっくりと肩を落とし、部屋へと入っていった。パーチェは苦笑いしながら部屋に入る。トゥルースはスプリング寝るのが心配になってしょうがない。しぶしぶ部屋に入っていった。

クロノたち就寝。