ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.69 )
- 日時: 2011/03/20 21:06
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: ありがとう。そしてさようなら……学校。
「誰だ後に居るの!お尻触ろうとしてる……なぁ!?」
チャイナ服の女性が後蹴りをお見舞いする。腕で守られたようで、柔らかい感触。後を見ると、男の子が立っていた。不適に笑う男の子は「やめてね」と優しく言う。
「な、何よ……。気味悪い子!」
クスリと笑う男の子は魔女のほうへ寄る。
「なるべく死なないようにしてよ。」
「……どういうことです?名も顔も知らない方が何故そのようなことを?」
「やだなぁ。誰のおかげで今、現代に存えるんだい?……あぁ、ごめん。口数多すぎたね。それじゃ、僕帰るけど、君も死なないでね。」
男の子はそういい残すと、いつの間にか消えていた。魔女は大きくため息をつき、立ち上がる。
「と、いうことです。では、またお会いしましょうか。」
魔女も水晶の光りと共に消えていった。男の子の言葉は何かしら裏がありそうな感じだった。
「おい!それよりやな、ステイシャインズどうすんねや!?」
「そ、そうでしたね!急がないと……。」
足早にストーリオを去るが、ここからどうやってステイシャインズへ行こうかと悩む。機械の大陸から輝きの大陸の鉄道はなかったと思うが……。
「やややっ?そこの旅人の方ぁ?お困りでは?」
後から声がしたので、ノーテは後ろを向くとオレンジ色の髪の毛をした男が立っていた。
「話を聞いてれば、ステイシャインズに行きたいそうで★」
「あぁ、せや。どうすりゃええんかなて。」
「じゃあ、こちらへどーぞ!かつて使っていた海底鉄道があるんだよ!」
男に案内されるがままに、倉庫のような建物のの扉を開ける。その奥には地下へと通じる穴がある。そこを下ると、大きな古い鉄道が止まっていた。
「さあ、乗ってください★完全安全運転で貴方方をお送りいたしま〜す!」
クロノは目をこする。目は充血している。それだけ大きな衝撃だったのだろう。ジャスティスは背中を支え、一緒に乗車する。
「そんじゃ、発進!」
プシュゥゥと蒸気が鉄道から放たれ、動き出す。少しずつ、少しずつスピードを速めステイシャインズがある輝きの大陸へと向かっていった。
「おい。なんでお前がここにいるんだよ。」
ジャスティスが妹に睨みつける。妹は逆に睨み付け返す。
「ウェイトさんが心配してたんだよ!兄貴から連絡無いって!だからウェナと一緒に様子見に来たんだよ。」
妹はチロッとスプリングの方を見ると、自分の服とそっくりなので違和感を感じる。
「ちょっと!趣味、被ってる!」
「お前が被らせてるんだよ。気にしなくていいぞ、スプリング。」
「えっ……あぁ……ハイ。」
スプリングは苦笑いして下を俯く。ノーテはジャスティスの妹に聞く。
「なぁ、名前なんていうん?」
「あたし?あたしはロッタ・ホークアイ!この金髪野郎の妹してます。」
「誰が金髪野郎だ!」
このメンバーでちゃんと旅ができるのか心配である。