ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.71 )
日時: 2011/03/20 22:44
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: ありがとう。そしてさようなら……学校。

パーチェが奪われた。何が目的か知らないが……。これはとにかく取り戻すしかないでしょ。とばかりにあの男の居場所を探す。

(これはあいつ一人の行動じゃない。おそらく3人ほどで組んでるはずだ。一体、パーチェを使って何を……?)

ジャスティスの眉間にしわが寄る。まず一階から調べる。一階は調理室・武器庫・倉庫など雑用。どこか隠し部屋があるかもしれないので隅々まで調べた。

次は二階。二回の階段を駆け上がろうとした、その時。赤紫の髪の毛の青年が降りてくる。緑色の瞳を光らせ、腰につける太い短剣を取り、襲い掛かる。

格闘少女が立ちふさがり、二人同時にけりをお見舞いする。青年は飛ばされ、壁にたたきつけられる。

「やっふぅーい!いい感じじゃん!兄貴たち、先行っときな!あたしらでなんとかするから!」

「ここは私たちで!」

スプリングとロッタで青年を抑える。クロノたちは「頼んだぞ……」と一声かけ、二階へと上がっていく。

二階はベランダや女王の部屋などプライベートな部屋がある。そこも恥ずかしながらも入り、隅々まで探した。隠しているところもなく、手がかりナシである。二階にある、大きな扉を開けると鎧や大きな絵画が飾られている。

階段を降りて、絵画近くへと寄ってまたいろいろと探したがそこも何もなかった。クロノは腕組みをし、だるそうな顔で絵画にもたれかかると……

穴が開き、暗い穴へと落ちていった。ノーテとジャスティスは呆然としとにかくクロノを助けないとと思ったのか自分たちも穴へと落ちていった。








一方、スプリングとロッタ。青年はかなりスピードが速く、攻撃がなかなか当たらない。スプリングは手を大きく広げる。


「大炎爆破(だいえんばくは)!」

大きな爆発が青年を襲う。爆発の後、その場が炎上する。青年はよろめきながら炎から出てくる。すると、手を大きく広げる。


「大炎爆破(だいえんばくは)……」


スプリングと同じ技を繰り出した。ロッタは「嘘でしょぉ!?」と叫びながら爆発に巻き込まれた。スプリングは高く飛び、そのまま飛び膝蹴りをする。だが、片手で受け止められてしまう。

「ちょっと、調子乗ってるのも……今のうち!!」

煙からロッタが出てくる。猛スピードで走ってきて、高く飛ぶ。すると足が炎で燃え上がる。その炎は龍のようになった。


「くらえ、龍炎蹴(りゅうえんしゅう)!!」

炎の蹴りを受けた青年はまた壁に叩きつけられる。ボロボロだが、直ぐに立ち上がってかかってくる。


「殺術、縛痺(ばくひ)。」


体が痺れて動かない。ロッタは悔しそうに地団駄を踏む。青年は静かに近づいてきて二人を連れ込んだ。地下へと歩き、寒い牢屋に閉じ込めた。

「ちょーー!!出してよっ!!」

「………。」

「黙ってないでなんとか言いなよ!」

「……ナントカ。」

「はにぃ!?どっかで聞いたことあるセリフ!!!」

スプリングは苦笑いしながらその青年の後姿を見送った。

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