ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.75 )
- 日時: 2011/03/22 12:06
- 名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
- 参照: ありがとう。そしてさようなら……学校。
「白城神……。何故動いてるのかしら……?」
「分かりません。ただ、目的は分かってますよ。」
「どういうこと?」
2人の魔女が高台から動く城を見ている。一人は黒いドレスを着た魔女パウラ。もう一人はストーリアで出会った十二単の魔女。
「この大陸はこの世界の魔力の半分を保っているんです。ここさえ破壊すれば……。」
「なるほど……。力を失って、支配しやすいってことね……。ここも。神の世(コスモス)も……。」
Episode5「白城神の進撃/震える輝きの大陸」
牢屋では二人の少女が脱出しようとしていた。
「伏せてください、ロッタさん!」
ロッタは伏せた。スプリングが手を振ると、柵が爆発した。柵がだんだん傷ついてきた。もう直ぐだ。
「次は、あたし!月下風撃(げっかふうげき)!!」
ロッタの手が月の様に光る。そして柵にチョップを食らわすと、ポッキーのように軽々折れる。ロッタはガッツポーズ。
「やりましたね!さあ、行きましょう!」
「オッケィ!」
一方、水の中の男子三人。意識が朦朧とし、視界が掠れてきた。ノーテは残りの意識をアイテム探しに注ぎ込む。自分の運さえ強ければ、このピンチを抜け出せるアイテムがあると信じ込んで--------------
「んっ!!」
ポーチから取り出したのは紫色の玉。たった一個しかないが、これは今の状況に使うべきアイテムだった。ノーテは不敵な笑みを浮かべ、その玉を投げる。すると、玉が破裂し、紫色の気体が出てきたのだ。それと同時に水も破裂し、3人は抜け出せた。
「おう?!どうして?!溺死するはずじゃ?」
「ゲホゲホ……ゲホゲホゲホゲホゲホ!!ざ、残念やったな。俺のアイテムが……お前も困らせたぞ!!」
「なんだよ、それぇ!」
「これか?これは、魔法解除玉!!どんな強い魔法でも、解除できるんや。」
「おおう!?聞いてない!!聞いてない!!うっ……!?」
男はいきなり唸りだし、座り込んでしまう。ノーテは大笑いしだす。
「どうや?これが、俺の刀の効果や。ようやったな、毒魔!」
「なんだそれ……。」
「うん。コイツな、斬った相手を、色んな毒状態にしよるんや。」
「ほー。いわゆる、刀型の毒薬ってワケか。」
男は喉を押さえ、四つんばいになる。毒性が強かったようだ。
「お、オウゥ……してやられちゃったッ……。」
「よし、じゃあお姫さん頂くわ。」
ノーテがパーチェをお姫様抱っこして、持っていこうとする。すると、前に赤紫の青年が立っていた。
「……大炎爆破(だいえんばくは)。」
クロノたちは爆発に巻き込まれた。