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Re: 僕らの彗星 【オリキャラ募集中】 ( No.79 )
日時: 2011/03/23 10:30
名前: 月夜の救世主 ◆WABCAFs6Hg (ID: rs/hD2VF)
参照: ありがとう。そしてさようなら……学校。

「うああああー!!」

城から飛ばされた、クロノとジャスティス。なんとかうまく着地。クロノはふとジャスティスを見ると……

「おい、お前。なんでパーチェ持ってるんだ?ノーテも居ないし。」

「……城にノーテが残ってる。」










爆発する前、ノーテが言った。

「ジャス。お姫さん持って爆発利用して、脱出せえ。ほら、ご丁寧に窓あるわ。俺の計算、当っとったら爆発であの窓割れるし……飛んでけ。」

「ば、バカなこと言うな!!なんで……。」

「いいからはよ!!死にたいんか!!?」

「…………分かった。」










「なんだと!?ノーテが?」

クロノは城を見上げ、自分たちが落ちてきたところを見上げた。何故ノーテが残ったかは知らない。が、危険だ。助けに行こうとクロノは走るが……

「待て。俺たちは、この城を止める。」

「何言ってるんだ、お前……。ノーテがあそこに!」

「あいつ、俺にあんなこと言ったんだ。生きる方法はとっくに見つけてたはずだぞ。今の状況、これを止めないとな。この輝きの大陸が崩壊すれば……ここも、神の世(コスモス)も一気に魔力が下がるぞ。そうなれば、魔女が黙ってみてるわけないだろう?」

「……分かった。一か八か。止めるぞ。」

クロノはサファイヤを取り出し、空に投げた。空以上に眩き光り、翼竜ヴィーヴルが飛んでくる。

「よし、トカゲ。あれを停止させろ。」

『我はトカゲではない……。うむ、あれか。白城神を止めるのは、難しいが……やってみよう。』

ヴィーヴルは白城神に向かって飛んで行き、体当たりした。だが、白城神は何も感じずそのままずんずんと進む。尾を振り、たたきつけても無理だ。

「なんだ、あれ……。止まらない……。」

「じゃあ、問題は白城神じゃないな。」

「えっ……。」

「召喚した本人だ。」

「まさか……。」

クロノはジャスティスが抱く、姫を恐る恐る見る。そのあと目をジャスティスに向けた。コクリと頷き、彼もパーチェを見つめた。

「原因はこいつだ。」

クロノはジャスティスを見つめ、「どうすればいい」という目で訴えた。

「方法は一つしかないな……。殺すしかない。」



「嘘だろ……?」





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「久しぶりやの……。黒怨。」

赤紫の青年に向かって、ノーテは親しい笑みを浮かべた。黒怨と呼ばれた青年はずっと黙ったままだ。

「あっれ?まさか、忘れたん!うあーショック!」

まだ青年は黙ったままだ。そして何も言わず、腰につける刀を抜いた。ノーテは口笛を吹いて、自分も刀を抜いた。






「そっかぁー。その気か。じゃあ、俺もそうするしかないなぁ。」