ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 悪魔の遊園地 ( No.3 )
日時: 2011/03/23 21:37
名前: @yuna (ID: bb2N.JWt)
参照: 私ゎね! 洋楽を一生愛すと決めたんだ!特にアヴリルね!一生アヴリル!

(3) 蓮
本当に始まった。始まってしまった。『サム』という謎の男の説明は何となくわかった。座席は落ちるんだ。
俺は体力に自信がある。筋肉はいちをある方だし、生き残れるだろう。
問題は皐月だ。
皐月はスタミナ無いし、運動系×だ。でも、今日は俺と皐月の記念日だ。なんとしてでも生き残してあげたい。俺と皐月、2人が生き残るのが一番ベストだろう。でも、観覧車には他に乗っている人もいる。



今、被害者の俺にはどうしようもできないんだ______________



考えても考えても答えは出てこない。こんな問題、難しすぎる。
サム「言い忘れましたが、観覧車の上に上ったら観覧車反対になって落とされまぁす。ちなみにまだぶらさがっている仲間がいたらぁ、道連れとして落されまぁす。」


落とされる!?


『落とされる』と『道連れ』という言葉が俺の頭の中で回っている。
無理だ。どっちにしろ死んでしまう。体力が無くなったら死んでしまう。死を選ぶか、生きるを選ぶか。
生きるを選んだ場合、苦しくなるだろう。ずっと耐えなければならないのに、それを考えろなんて自分には無理だ。

そう考えているうちに、タイムリミットがやってきた。











生きるか死ぬかのゲームが今、始まった。