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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ,戦う者 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/25 17:45
- 名前: 柘榴 ◆v8jLrTsMs. (ID: 87/p/wqU)
- 参照: 戦いは,,,,避けるべきなのか
03,
私は話に耳を傾ける。
「2人とも、任務に集中しろ、」
「そうだな...」
「まだゴミ共が怯えながら隠れているんだ、それを見つけて撃つ、これが俺達が今、やらねばいけないことだ。お前ら、一匹たりとも逃がすないよ」
「了解」「おっけw」
何何これ、絶対やばい、見つかったら確実に撃たれる。
どうしよう…逃げなきゃいけないのに全く足が動かない。
体も震えてきてガタガタいっている。おまけに声もでない。
こういう時、人はどうして素早く動けないんだろう
近くに敵が3人もいるっていうのに。
武器ももってないし、足も全然速くないから見つかったら終わりだ。
足音は私の方へ向かってくる。
どうぢようどうしようどうしよう、動け、私の体
とたん、誰かが私の腕をつかんだ。
「!?」
振り向くとそこにはポニーテールで眼鏡をかけている美人なお姉さんが立っていた。
「っ!!」
びっくりして叫んでしまいそうになったがお姉さんに口を押さえられる。この人、さっきの人達とは違うけど軍服だ!?
「静かにしていろ、声を出すな、絶対だ」
「…?!」
「ここで大人しくしといてくれ」
そういうとお姉さんは押さえていた手を離した。
「私は敵ではない、安心してくれ」
「…え」
「今から何を見ても絶対に声をだすな、あと念のためにこれを持っておけ」
お姉さんは軍服から小さなピストルをだして私に渡した。
「何かあれば敵を撃て」
「こ、これ、本物?」
お姉さんは小さくうなずいて自ら敵のいる方へ駆け出していった。
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