ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: BRACK・STORYS ( No.7 )
日時: 2011/05/12 17:30
名前: ACT ◆ixwmAarxJ2 (ID: 91b.B1tZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

【論理学】

 トムは酒場で論理学の教授と知り合った。

「論理学とはどういったもんなんですか?」

「じゃあやって見せましょうか。君の家には芝刈り機があります?」

「ありますよ」

「ということは、広い庭があるわけですね?」

「そうです!僕の家には広い庭があります」

「ということは一軒家ですね?」

「そうです!一軒家です」

「ということは家庭を持っていますね?」

「そうです!妻も子供もいます」

「ということは、あなたはホモではないですね?」

「その通り!僕は男性が好きではなく、女性が好きです!」

「つまりね、これが論理学ですよ」

「おお!すごいですね。なるほど」

 

 深く感心したトムは、翌日友人のケンに言った。

「論理学を教えてやろうか。お前の家には芝刈り機があるか?」

「いや。ないよ」

「ということは、君はホモだな!!!!!」