ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 駅のかくれんぼ(更新が遅れてます。) ( No.11 )
日時: 2012/02/24 21:54
名前: 悪夢 (ID: Fa1GbuJU)

〜6時50分〜
駅前にはまだ5人しかそろっていない。まだ来ていないのは……

「健二おせーな、もう約束の時間だぞ!」

海斗の口からそんな言葉がもれる。

「?……あれ健二じゃない?」

恵美の見ている方向には、健二が走ってこっちに向かって来ている。

「おくれて……ゴメン……」

「それよりも何?背負っているの?」

日和が気になっているのは、
健二が背負っているナップサックの事だろう。

「よくぞ……聞いて……【ス〜〜ハ〜〜】よくぞ聞いてくれた!」

かなり息が切れている。

「この中には、懐中電灯・ライト付き腕時計・
今日のラッキーアイテムの赤いリボン……」

「後半からおかしくない?駅から帰って来られるよ!」

日和が健二をはげましている。かなり珍しい光景だ。




「あと家族写真。」

「あきらめてんじゃないわよ!」

(ぷっぷっっワハハっハハ)

みんな笑っている。気分も晴れたし……
「そろそろ行くか!」