ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 駅のかくれんぼ ( No.2 )
- 日時: 2012/02/24 22:10
- 名前: 悪夢 (ID: Fa1GbuJU)
〜翌日〜
朝会が始まる、おかしいな七海がいない遅刻か?
「昨日から 石川 七海さんが行方不明なのですが、誰か知っている人いますか?」
ザワッ!
急に教室がざわつく。
ウソ、七海が行方不明!昨日から、確か噂を確かめに行ったんだはず……けど噂だろそんな分けないじゃん
「ねえ直紀、昨日七海と何か話してなかった?」
彼女は、 斉藤 恵美 七海の友達だ。
「あ…あぁ話はしたけどあの噂の事しか……」
「なになに噂ってあの駅の事!俺もまぜてよ。」
彼は、 佐藤 健二 よく絡んで来てちょっとムカつくけど良い奴。
「ちょっと無神経にも程があるんじゃない。」
彼女は、 江田 日和 恵美と同じく七海の友達。
なんだか色々集まって来たな。
「なんだよ日和、話にまぜてもらうくらい、それともお前もまぜてよ欲しいのかよ。」
「な、バカ!あたしは七海が行方不明になってその態度が無神経だってのよ!」
「バカとはなんだバカとは、俺はただ七海の行方不明の原因を探してだな話を……」
コツンッ
いきなりの音に健二と日和の言い争いが静まり返る。
そして俺の後ろには……
「ねえ、さっきあの噂とか、駅とか、七海とかの事話てたでしょ、詳しく聞かせてもらえる?」
彼女は、 松田 瑞生 先週転校して来たばっかりのよく分からない奴だ。
そういやこいつと話をするのは初めてだったか。
「ねえ、聞いてる?」
「聞いてる、七海とかの話だろ。昨日七海と話をしててあの駅に一人で行っちゃたんだよ。」
「・・・もし本当だったら、それってかなりヤバイかもしれない!」
えっ、どう言う事だ?
「あの駅にはもう一つの噂があるの。」
なんだそれ、聞いたことねえぞ!
「俺は聞いた事無い。」
「あたしも聞いた事ない。」
「わ…私それ聞いた事ある。」
マジで!?
「なになに、教えてくれよ恵美。」
「え……でもその噂が本当で七海があの駅に行ったら無事じゃない!!」