ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 駅のかくれんぼ ( No.7 )
日時: 2012/02/25 22:09
名前: 悪夢 (ID: Fa1GbuJU)


「おい、なに言ってんだよ。」

冗談じゃない、噂を一緒に調べるならいいけど、駅にまでついて来られると危険だ。

「俺は恵美を助けたい。お前らの知りたい事も知ってる。だから俺をつれていけ。」

「ちょ…知りたい事を知ってんだったらどれだけ危険なのかも分から…」

「いいわよ。」

瑞生はなにを言ってんだ。

「何言ってんのよ瑞生。あたしは反対よ!」

「何言ってんのよ。情報が手に入るのよ!どうせ連れてかないなら教えないと言うんでしょ。あと人数は多い方が良いし。」

「決まりだな。」

「ぞれじゃあ、話してちょうだ…「ふざけんな!!」」

ふざけんよ、冗談じゃない。

「ちょっと待て、俺は絶対反対だ!それよりも何で瑞生が仕切ってんだよ。とゆーか何で転校して来たばっかりで友達もいないお前が、参加している自体おかしいんだよ。」

あー、もう何だよ!頭が沸騰しそうだ。

「おい、そこまで言う事ないだろ。」

「そうよ、確かに疑問だけど、ひどすぎるわよ。」

……確かに言い過ぎた。でも、瑞生が参加する理由がわからないそれだけは知っておきたい。

「…いいわ、教えてあげる。」

「ああ、それだけは知っておきたい。」

「私は、あの駅に赤ちゃんを捨てた母親の親せき関係なの。」

何だって!

「うそ!?」

「本当よ、だから噂が本当かを調べに転校までして来たの。」

そうだったのか。でも親せき関係だったら噂は本当なのか!
だったら噂を確かめるためだけに命を危険にさらすのかよ。

「もういいでしょ。知ってる事話て。」

「わかった。俺が知ってる事は、赤ちゃんの名前は、 草間 美紗
母親の名前は、 草間 芽衣 父親の名前は 草間 颯 あとは、七海が駅に入って行ったあとすぐ防犯シャッターが閉まったらしい。
あの駅で行方不明になった人は、他にもいる。あと親の住んでた場所がそのアパートだ。もっと知りたいならアパートに行ってみればいい。」

「いいえ、もう十分だわ。じゃあ明日、駅で 6:50 集合。家で休憩、わかった。」

「わかった。」

みんな家に帰っていった。俺も帰ろうか。明日は命がけだ!