ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 意味がわかると怖い話『短編集』 ( No.102 )
日時: 2011/03/21 21:13
名前: 銀弧 (ID: frYp9r1F)

二十三

今日は私の班が日直だった。
私の仕事は黒板消し。
これって制服がかなり汚れるから正直やりたくない
でもこれも仕事なので我慢我慢。
幸い、今日は4時間目体育、5,6時間目は多目的でビデオを見る事になっていた。
黒板消しの仕事はまずない。

昼ごはんを食べてから教室でのんびりしていると先生が早く多目的に移動しなさいと言ってきた。
仕方ないので出るとすぐに先生が鍵を閉めた。

多目的についた瞬間チャイムがなった。
グットタイミング。
それからは自分の並ぶ場所に座って眠気と戦いながらも約2時間ビデオを見続けた。

やっとビデオが終わり思いっきり伸びをするとぽきぽきと良い音がなる。
さーて、後は帰るだけと教室にもどると黒板に落書きがされていた。
うわ、せっかく今日は消さないと思っていたのに…。

私はため息をつきながら誰かに文句を言われないようにさっさと消す事にした。