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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: — ア リ ス — ( No.4 )
- 日時: 2011/03/19 18:47
- 名前: 憬ネ (ID: 3ZeOyjRh)
+3+
タッタッタッタッタッタッ…
「ハッ…ハッ…ハッ…!!」
嘘よ!!
お父様が死んだなんて嘘に決まってるわ!!
その時、靴のヒールが折れ、私は床に転倒した。
(嘘つき…大人なんて大嫌い…)
私は片方靴を脱いで涙を拭った。
とその時、目の前をチョッキを着た兎が通り過ぎたのが見えた。
「兎…っ!?」
確かにあれは兎だった。
どこかにいったと思うとまた戻ってきて、私を見つめている。
あの兎、私を呼んでいる??
兎はまた走り出した。
「待って!!どこへいくの!?」
長い間閉ざしていた好奇心があふれ出した。
あの夢と一緒…!!
チョッキを来た白兎!!
ァリス…君はアリスだろ??
「えっ」
どこからか声が聞こえた。
気づけば森のように木が生えるお城の庭園だった。
「誰??私を呼んでいるのは…」
アリス…君が来るのを待っていた。
10年前…君が見ていた''あの夢''が真実になったのを覚えている…??
「あの夢…??って…」
さぁ、のぞいてごらん…ワンダーランドに続く魔法の穴を…
「この穴はなに??」
その声…10年前と同じ、少女の声…
知りたければ自分で
逝ってごらん
その瞬間、目の前が真っ暗になった。
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